おひとりさま向けの支援サービスをご紹介!終活支援・身元保証など

公開日: 2021年07月26日

更新日: 2022年04月09日

  • くらし全般

家族と一緒に暮らす人とは異なり、おひとりさまには注意しなくてはいけないリスクがあります。
老後を迎えるにあたって、おひとりさま特有のリスクについて考えておきたいものです。

ここでは、そのリスクを軽減するための支援サービスについて紹介します。 様々なおひとりさま向けサービスの例や、それを使う際の注意点についても見ていきましょう。

おひとりさまとは

最近増えているといわれているおひとりさま。 一人暮らしの人、中でも中高年の人を指す場合が多いようです。
独身のまま、ある程度の年齢になった人もいます。 結婚相手と別れて一人になった人もいるでしょう。 その他、配偶者と死別した人、子供と同居しないで一人暮らしをしている人なども含まれますね。

このようなおひとりさまの高齢者は、近年増えているといわれています。 平成27年の人口統計(総務省)によると65歳以上の単独世帯は増加し続けており、男性で8人中1人、女性なら5人中1人が一人暮らしをしているとのことです。
高齢化や核家族化が進む中、おひとりさまになるシニアは今後も増えていくことが予想されます。

おひとりさまが抱えるリスク

健康への不安がある

年齢を重ねるにつれ、身体が思うように動かなくなったり、様々な病気にかかることも増えてきます。
おひとりさまの場合、いざという時に看病してくれたり病院に連れて行ってくれる人がいないことが不安になるかもしれません。 自宅で急に脳梗塞などになってしまったら、自分では救急車を呼べないかもしれないのです。

お風呂場で倒れてしまい、そのまま亡くなってしまうという例もみられます。 このように、おひとりさまの場合、健康上の不安が大きくなる可能性があるのです。

入院時や高齢者施設入居時の身元保証人がいない

高齢になると、急な病気による入院や、高齢者施設に入居することが考えられます。 しかし、どちらも身元保証人が必要となります。
なぜなら、本人に代わる意思決定をしたり、日々の生活における様々な手続きを行う人物が必要だからです。 おひとりさまは、自分の身元保証人を誰に頼ればよいか悩むかもしれません。

また、入院した後や施設に入居した後に世話をしてくれる人がいないことも気がかりですね。 そのため、おひとりさまは、早めに身元保証人について考えておく必要があるでしょう。

葬儀や死後の手続きをしてくれる人がいない

おひとりさまの場合、自分の死後のことも心配になるケースがあります。 葬儀を誰が行ってくれるのか、また、自分の思うような形式で行ってもらえるのか、と考える人もいるでしょう。

また、死後、自分の部屋や持ち物を誰が片づけてくれるのか、という点も不安になります。 残されたものを片付け、電気や電話の解約など事務整理を行ってくれる人が必要ですが、おひとりさまの場合、どうしたらいいのでしょうか。
家族に頼れないおひとりさまの場合、このような点も気になります。

老後に向けて何をすべきか分からない

一方、おひとりさまの場合、そもそも老後について話し合う人がおらず、何が問題でどのような準備が必要か分かっていない人もいます。

そのようなことを知らないうちに老後を迎えてしまうと、自分が大変なだけでなく、人にも迷惑をかけてしまうことがあるのです。
老後資金の問題や認知症・介護の問題、死後の手続きのことなど、問題が起こってからでは遅い場合もあります。

どんな問題が起こるか早めに知っておきたいものですが、それに向き合わないまま高齢になってしまうおひとりさまもいるのです。

孤独を感じる

一人で暮らしていると、話し相手もおらず、寂しさを感じるかもしれません。 特に、仕事を退職した後は、一日誰とも話をしない可能性もあるのです。
話す人がいない、一緒に過ごす人がいない、ということは、孤独感を高めます。 老後の不安があっても、それを聞いてくれる人や相談に乗ってくれる人がいないというのは辛いかもしれません。
それは、心の健康にとって、良いこととはいえないでしょう。 また、人と話をしないでいると、認知症になりやすくなるともいわれています。

おひとりさまを支援するさまざまなサービス

地方自治体の支援

最近では、高齢者のおひとりさまを支援するサービスを提供する地方自治体も出てきました。
例えば、神奈川県大和市には「おひとりさま施策」というものがあります。 「終活コンシェルジュ」という制度があり、おひとりさまのために葬祭業者や司法書士等とのマッチングをしてくれるのです。
葬儀や遺品整理などについて、生前契約ができるようサポートしてくれます。 また、ひとり暮らしの高齢者のために、保健・医療・福祉についての解説や相談窓口をまとめた「生活お役立ちガイド」や「おひとりさま支援ニュース」の発行も。 加えて、エンディングノートの配布や保管も行っているなど、様々なおひとりさまシニアの支援が行われているのです。

これほど手厚い事業を行っている自治体は少ないかもしれませんが、お住まいの自治体でもなんらかのおひとりさま向け支援が始まっている可能性があります。
体調が急に悪くなった時、ボタン一つで駆けつけてくれる通報装置などは、色々な市町村で貸与が行われているので調べてみましょう。

専門家による支援

老後や死後の手続きについては、専門家にサポートしてもらうのも一つの方法です。
例えば、行政書士に相談すれば、相続や遺言などの手続きに加えて、認知症が進んで自分ではお金が出し入れできなくなった時の財産管理なども引き受けてもらえることがあります。
また、高齢者施設の入居や病気になった時の入院・手術の時には身元保証人がいなくて困ることがあるかもしれません。

このような場合は、身元保証会社に依頼することもできますよ。 家族に頼れないおひとりさまの場合は、このような専門家に相談し、契約を結ぶことも考える必要があるでしょう。
また、高齢者施設の契約や相続など、自分一人では手続きが難しい場合があります。
専門家を頼ることで、面倒な手続きも確実に進めてもらえる安心感がありますね。

情報発信サイト

老後の問題について、情報を発信しているサイトはたくさんあり、これらを参考にする方法もあります。
高齢化が進んだことやおひとりさまが増えたことで、おひとりさまの老後に役立つサイトはたくさん作られるようになってきました。 例えば、老後の健康に関するサイトや、金融機関による老後資金についてのサイトなどもあります。
このようなサイトを参考にして、自分でじっくり老後のことを考えるのもよいかもしれません。

また、高齢者同士による情報交換のサイトなどもありますよ。 シニア世代ならではの悩みを共有し、一緒に解決していこうとするサイトなら、自分にぴったりな対処法や共にサポートし合う仲間が見つかるかもしれません。

コミュニティ

おひとりさま限定のコミュニティも、支援の一つの形です。 同じような立場の者同士、人生の悩みも楽しみ方も似ているので安心して交流することができるでしょう。
おひとりさま向けコミュニティは全国各地にありますが、ネット上でメンバーを募集していることがあります。 ネット上で掲示板やチャットなどを通じて交流するタイプもありますが、実際に顔を合わせて食事会や勉強会などを行っているところもありますよ。
このようなコミュニティなら、みんなで遊んで孤独感を癒しつつ、老後の様々な問題について情報を交換できます。 おひとりさまならではの悩みを相談し、先輩のおひとりさまに学ぶこともできるでしょう。
このようなコミュニティに参加すれば、老後の不安も少しずつ軽くなってくるのではないでしょうか。

おひとりさま支援サービスを利用する上での注意点

おひとりさまを支援するサービスの利用には、デメリットもないわけではありません。
例えば、専門家に相談して様々なことをお願いしておくと安心ではありますが、ある程度のお金がかかります。
自分の経済力に応じて、使うサービスを決める必要がありますね。 自治体のサービスなら無料か比較的安く利用できることもあるので、まずは住んでいる市町村で使えるサービスがないか探してみましょう。

また、おひとりさま向けコミュニティを利用するなら、人間関係の難しさに直面する可能性もあります。 こまめなお付き合いを求められて疲れたり、迷惑な言動をする人に振り回されることもあるかもしれません。
心を癒し、老後の安心を得るために参加するコミュニティで疲れてしまっては困ります。
自分に合った場所かどうか、よく見極めて選ぶようにしましょう。

おひとりさまのリスクは支援を受ければ軽減できる

おひとりさまには、確かにいくつかのリスクがあります。 しかし、そのリスクは支援を受けることで軽減することが可能です。
専門家・自治体・おひとりさまの仲間を頼って、一つ一つのリスクを解消していきましょう。
1人で解決できないことは、誰かに相談すればよいのです。 自分に合った支援やサービスを探し、明るい気持ちで、おひとりさまならではの自由なシニアライフを楽しみたいものですね。

おひとりさま向け支援サービスを探しはじめた方へ

おひとりさまの抱えるリスクは、様々なサービスを利用することで軽減できるでしょう。 しかし、サービスを利用しようと調べてはみたものの、どれが自分にあっているのか分からないというお悩みもあるかもしれません。
そんな場合におすすめしたいサービスが、身元保証の専門家団体である「身元保証相談士協会」です。 身元保証相談士協会は、高齢者施設の入居時や入院時の身元保証をはじめ、様々な面でおひとりさまをサポートする一生のパートナーのような存在
入居中や入院中の必要品の購入代行はもちろん、緊急時の駆けつけ、万が一亡くなった際の供養や手続きもすべてお任せすることができます。

老後のことで少しでも心配な点があれば、まずは無料相談を利用してみるとよいかもしれませんね。

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