独身は家を買うべき?家を買うメリットや注意点も併せて解説!

公開日: 2021年10月27日

更新日: 2022年04月13日

  • くらし全般

最近は、独身で一生を過ごす人が増えてきたといわれています。
独身のまま家を買うという選択も、耳にするようになってきました。
自分の家を持つことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

また、家を購入するとしたら、どんな選択肢があるのか確認しましょう。
更に、持ち家購入の際、注意すべき点も解説していきます。
独身で自宅購入に迷っている人が、押さえるべきポイントを見ていきましょう。

独身の人が増加中?

近年、結婚しない人が男女ともに増えているといわれます。
2020年の厚生労働白書では、未婚率の変化をグラフにして示していますが、ほとんどすべての年齢層で結婚したことのない人が増えているのです。
特に50~54歳という中年層の場合は、未婚率が男性で20.9%女性では、12.0%となっています(2015年時点)。
男性では5人に1人、女性でも8人に1人は50歳を過ぎても一度も結婚をしたことがない、ということになりますね。

独身の人が家を買うメリットは?

老後の予算に余裕が出る

自宅を購入する大きなメリットの一つが、老後の予算に余裕が出る、ということです。
家を買ってしまえば、賃貸マンションなどに住むよりも、老後はお金がかからずに済む可能性があります。

例えば、賃貸マンションなどの場合は、毎月の家賃だけでなく更新料や管理費が必要です。
この支出は賃貸に住んでいる限りずっと必要ですが、収入が限られている老後生活では、支払いが苦しくなることも考えられます。
老後の年金や貯蓄の金額によっては、家賃が重い負担になることもあるでしょう。

その点、自宅を購入しローンを完済してしまえば、負担は軽くなります。
また、家賃で支払ったお金は、そのまま消えてしまいますが、ローンの支払いはやがて自分の財産として残るのです。
独身の人が自宅を確保しておくのは、老後の安心につながるかもしれません。

様々な優遇制度がある

自宅を購入した人のために、国が設けている優遇制度があります。
一定の条件を満たすと、税金が安くなったり、給付金がもらえるのです。
優遇制度の一つは、住宅ローン控除。 これは、住宅ローンの残高に応じて一定の金額を所得税額から控除するもので、10年間にわたって税金が安くなるのです。
控除を受けるためには一定の条件が必要ですが、新築で床面積が50平方メートル以上などで、かなり多くの住宅があてはまります。
また、住宅ローンを利用せずに購入した場合でも、「認定長期優良住宅」や「低炭素建築物」という認定を受けた新築住宅なら、所得控除を受けることができますよ。
もう一つの優遇制度は、すまい給付金です。 これは、消費税率を引き上げによる負担を軽くするために設けられたもの。 収入額が年775万円以下の人に限りますが、最大で50万円が給付されます。

独身の人が家を買う際の選択肢

新築か中古

住宅を購入する場合、新築と中古、どちらが良いか迷うかもしれません。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
新築の一番のメリットは、誰も住んだことのない気持ちよさ、でしょう。
すべてが新品で清潔さを感じられ、購入した後の満足感が高いかもしれません。
また、新築なら電気系統や給湯システムなどに最新の設備が備えられており、快適で省エネ性に優れている可能性があります。
それに加え、最新の耐震基準に従って作られているので、大地震のことを考えると安心感がありますね。
一方、中古の住宅は、物件を選びやすいということがメリットとして挙げられます。
自分の住みたい場所に新築の物件があるとは限りませんが、中古を視野に入れるとぐっと選択肢が増えるのです。
また、中古の場合は、同じ地域の新築と比較すると、かなり購入価格が抑えられます
入居時に自分の好きなスタイルにリフォームできるという点がメリット、という人もいますね。
ただし、中古では修繕の費用がかかる可能性に注意が必要です。

一戸建てかマンション

一戸建てのメリットとして大きいのは、スペースの広さです。
一般的に集合住宅よりも、間取りが多く広い部屋を確保できます。
また、マンションとは異なり、音が響きにくいことも利点といえるでしょう。
隣近所に住む人の生活音が直接響いてくることがなく、自分自身も足音などに気を遣う必要がありません。
庭があることも魅力の一つで、ガーデニングやDIYを楽しむスペースが、十分に確保できます。
ペットの飼育もマンションのような制限がなく自由にできるのが、一戸建ての良い点です。
一方、マンションの場合は、防犯上の安心感が強く、プライバシーを守りやすいという点がメリットといえます。
ドアに鍵をかけるだけで戸締りができ、オートロックのシステムがあるマンションなら、住民以外の人が入ってくる可能性も少ないのです。
マンションの間取りは、自宅の中に階段がなくコンパクトな設計なので掃除がしやすく、高齢になった時に暮らしやすいという利点もあります。
また、玄関の外は共用部なので、掃除や修繕は自分でやらなくてすみますね。

独身の人が家を買う際に注意すること

お金を確認する

最初に注意すべき点は、当然ながらお金の問題です。
住宅購入やそれを維持するために必要なお金を確認し、自分の給料や貯蓄で十分にまかなえるのか検討しましょう。
それまで賃貸住宅に住んでいた場合、月々の家賃分の金額でローンを返済できる、と考えるかもしれません。
ただし、自分の家を所有している場合は、その他の費用が必要なことも考える必要があります。
例えば、固定資産税をどのくらい支払うことになるか確認しましょう。
加えて、マンションの場合は、毎月の管理費や修繕積立金の支払いも必要ですね。
また、駐車場を利用するなら別料金、というマンションがほとんどです。
マンション販売の会社では、このような費用も含めて見積もりを出してくれるところもあるので、聞いてみましょう。
独身の人の場合、老後の資金は介護のことも考えてしっかり確保しておきたいもの。 そのことも考えて、余裕のある購入計画を立てましょう。

ライフスタイルに合わせる

家を買う際に気を付けたいのは、自分のライフスタイルに合っているか、という点です。
一旦家を買ってしまうと、手放すことが難しくなるので慎重に検討しましょう。
例えば、掃除や庭の手入れが面倒な人なら、マンションの方がよいかもしれません。
ご近所付き合いが盛んなところかどうか、という点も、その人の性格によって好みが分かれる点です。
自然の多い場所に住みたいのか、都会へのアクセスがよい場所がよいのか、という点も考えておきたいところ。
老後のことを考えると、近くにスーパーや病院などがあるかどうかも確認したい点です。
自宅での時間を楽しく過ごすために、自分の生活や好みに合っているかどうか確認した上で購入しましょう。

独身が家を買うなら自分の状況をしっかり見つめて検討しよう

独身だからというだけで、自分の家を買うことを避ける必要はありません。
持ち家があれば、生活にゆとりが感じられるだけでなく、経済的なメリットもあります。
ただし、購入する際は資金やライフスタイルの問題などもシビアに考えないと、後で苦労するかもしれません。
選択肢を広く考えて、自分の状況に合った物件を選びたいものです。
大きな買い物なので、十分に自分の状況を見つめ、妥当な物件であるかどうか検討しましょう。

家を買うことを通して老後の生活を考え始めた独身の方へ

家の購入を検討する時に、老後のことまで見越した生活設計を考え直した方も多いでしょう。
その中で、老後の生活における不安を感じた方もいらっしゃるはずです。
特に独身の方には、年齢を重ねて、介護が必要になった時や病気で入院した時に、誰が面倒を見てくれるのかといった不安があります。
身近に頼れる相手がいる場合は問題ありませんが、ご家族やご親戚との繋がりが希薄で、万が一のことがあった時に頼れる人がいないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした不安や問題を抱える独身の方におすすめしたいのが、身元保証を行っている会社や団体のサービスです。
そのうちのひとつとして、「身元保証相談士協会」を紹介します。

身元保証相談士協会は、葬儀・供養を希望する通りに執り行ってほしい老後の面倒を見てほしい、などの多様なニーズに応えてくれます。
また、定期的なご訪問を通じて、将来のライフプランを一緒に考えていくことも役割の1つです。
老後を不安を抱えることなく過ごしたいという思いをお持ちの独身の方は、無料で専門家に問い合わせができますので、ぜひ一度活用してみてください。

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