ともに備え、ともに生きる 災害に強い社会をめざして
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国内外で発生する災害に対し、被災地での緊急支援や復興支援、地域防災の取り組みを行う公益社団法人 ピースボート災害支援センター。今回は、理事である小林深吾さんと遺贈寄付担当である古賀早織さんにピースボート災害支援センターの活動について詳しくお話をお伺いしました。
目次
ピースボート災害支援センターの活動について教えてください。
ピースボート災害支援センター(PBV)は、2011年の東日本大震災を契機に発足しました。宮城県石巻市の支援活動から始まり、現在は国内外での災害支援、防災啓発、研修、支援ネットワークづくりに力を入れています。災害発生直後の初動調査や物資・食事提供、避難所運営といった緊急支援から、孤立を防ぐコミュニティー形成などの中長期的な支援まで、現場に寄り添い幅広く活動する、災害支援を専門とする公益法人です。

防災・減災研修やワークショップでは、何を重視して行われていますか?
地域住民や自治体職員、社会福祉協議会などの対象とした防災・減災研修やワークショップの需要が高まっています。特に子育て世代や町内会において「自分ごと」として防災を考える人々の関心が強く、参加者の疑問を引き出しながら、被災時の具体的な状況を想像することを重視しています。
キッチンカー「FOOBOUR」の活動について教えてください。
2023年に佐賀県大町町と協定を締結し、災害時に1日最大2,000食提供できるキッチンカー「FOOBOUR(フーバー)」プロジェクトを開始しました。平時はひとり親世帯を支援する「コミュニティーフリッジ」として月100~200世帯に食材や生活用品を届け、災害時には被災地で炊き出しや物資配布を行います。平時と災害時をつなぐ支援モデルとして3年の月日をかけて実現し、現在は石川県輪島市と佐賀県大町町に各1台設置。今後は、寄贈車両を含めた5台体制への拡大を目指し、より多くの地域を支えるインフラへ成長させていきます。


寄付者の想いや意向に寄り添うために、どのような取り組みを行っていますか?
当法人では、被災地支援に加え、企業やボランティア、寄付者の皆さまの現場視察を積極的に受け入れています。現場を直接ご覧いただくことで、寄付がどのように活かされているかを実感していただくことを大切にしています。
特に遺贈寄付においては、生前から被災地に足を運び、活動への理解や地域との関わりを深めていただける機会を重視しています。寄付者お一人おひとりの想いや希望に寄り添い、ご意向を丁寧に伺いながら、無理のない最善の支援の形を共に考えてまいります。



最後に読者に一言お願いします。
遺贈寄付を検討される方は、これまでの生き方や大切にしてきたこと、そしてこれからどうありたいかを深く見つめているのだと思います。その振り返りこそが、今を生きる力につながります。もし、その想いを未来に託す形を一緒に考えられるなら、私たちは心を込めて寄り添い、最もふさわしい形を共に見つけていきたいと考えています。
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