介護用パジャマの上手な選び方!介護する側もされる側も快適に

公開日: 2022年06月21日

更新日: 2022年06月21日

  • 介護・高齢者施設

介護が必要になった人には、専用のパジャマが販売されています。
様々な種類のパジャマがありますが、どう選んだらよいのでしょうか。

ここでは、介護用パジャマの種類について、ご紹介します。
特に、どんな所に着目して選んだらよいか見ていきましょう。

介護される人にとって快適なパジャマ、介護をしやすいパジャマを選びたいものですね。

介護用パジャマとは

介護用のパジャマとは、介護が必要になった人が着るために様々な工夫がされたパジャマです。
要介護者本人が快適に過ごすための機能や、世話をする人がスムーズに介護できる機能があるパジャマが売られています。

例えば、通常のパジャマと比べて生地が柔らかく、寝たきりでも皮膚を圧迫しないように背中の部分に縫い目がありません。
品質やサイズの表示がタグではなく、生地に直接印刷されているなど、皮膚に刺激を与えない工夫があります。

このようなパジャマなら、長い時間横になっていても快適で、床ずれも防止できるでしょう。
その他、着替えがしやすいようにボタンの大きさやボタンホールの形が工夫されたもの、ファスナーやマジックテープで止める形のものもあります。

このようなものなら短時間で着脱ができるため、冬でも寒い思いをせずに済み、介護をする人の手間も減らせますね。
本人の状況に合わせてパジャマを選ぶことで、清潔と健康を保ち、自立度を高める効果も期待できるのです。

介護用パジャマを選ぶポイント

生地

介護用のパジャマは、特に生地にこだわる必要があります。
介護を受けている人は、どうしても長時間着用することになり、肌触りが生活の質に大きくかかわるからです。

固い肌触りで、伸縮性のない生地だと床ずれになる心配があります。
汗を吸いにくい生地の場合も、かぶれてしまう危険があるので、注意しましょう。

また、高齢になると体温が調整がしにくくなります。
冬は温かい生地、夏は汗を吸いやすい薄い生地にするなど、季節によってパジャマを変える必要があるでしょう。

介護用としては、ポリエステルと綿の混紡でスムースという滑らかな加工の生地、ガーゼ生地、冬用にはネルなどが多いようです。
できれば実際に手で触ってみて、肌に刺激がないか確認しましょう。

更に、清潔を保つには小まめに洗濯をする必要があり、耐久性も考えて丈夫なものを選ぶことも必要です。

タイプ

パジャマタイプ

介護用のパジャマには、様々な形のものがあります。
例えば普通のパジャマのように、上がシャツ、下がズボンのタイプのものもありますよ。

このタイプは比較的介護度が低く、自分で寝返りができる人におすすめの形です。
普通のパジャマと形が似ているので、本人の自尊心を損なわずにすみます。

ただし、高齢になると腕の可動域が狭まり柔軟性もなくなるので、脱ぎ着がしやすいよう前あきの形になっているのが基本です。
一見すると普通のパジャマと見分けがつかないタイプ、ファスナーなどで上下共に全開できるタイプもあり、介護度に合わせて様々な形のものが選べますよ。

ねまきタイプ

浴衣のように、前身頃を打ち合わせて着るタイプのパジャマです。
着る時には、身体の横でひもを結ぶようになっています。

2箇所のひもをほどけば、寝たままでも身体の前面をあらわにできるので、手術で入院した時にもよく使われる形です。
診察の時や身体を拭く際にも、手間が少なくて済みます。

また、普通のパジャマとは異なり腰の部分にゴムがないので、長時間横になっていてもこすれて痛いということがありません。
ただし、下半身がズボンの形ではないので、着慣れないと頼りない感じがしたり、はだけてしまって寒いという人もいます。

甚平型といって、上半身は短い浴衣の形、下半身にズボンの形のものをはかせるタイプもありますよ。

つなぎタイプ

上半身と下半身の部分が、つながっているタイプのパジャマです。
ファスナーで前面を一度に開閉でき、寝たままでもおむつ替えや着脱が簡単にできます。

また、腰の部分にゴムが入っていないので、自分で寝返りができない人でも床ずれしにくいのが特徴です。
更に認知症の人で、自分でおむつや医療器具を外してしまうなどの危険がある場合は、このタイプのパジャマを使って防止することもあります。

自分でファスナーを開けてしまう人の場合は、特殊なホックでファスナーの終点を留めるタイプのものを選ぶとよいでしょう。

留め具

介護用の場合、パジャマの前面を留めるためにも、様々な工夫があります。

マジックテープ

マジックテープとは面ファスナーとも呼ばれるもので、簡単に張り付けたりはがしたりすることができます。
手先が不自由な高齢者でも脱ぎ着が楽になり、介護者も素早く対応できるでしょう。

ファスナー

ファスナーで、パジャマの前面を開け閉めするタイプもあります。
ズボンの部分もファスナーで開けられるので、寝たままでも簡単に脱ぎ着をさせてあげられるものです。

ボタン

自立度の高い人の場合は、自分でできることを減らさないように、あえてボタンのついたパジャマを使うこともあります。
ただし、外しやすくつけやすいように、ボタンは大きめのものがよいでしょう。

介護用のパジャマの場合、ボタンホールを斜めにして、ボタンを入れやすくしてあるものもあります。

ホック

プラスチックでできたホックで、パジャマの上着を留めるタイプです。
ボタンをボタンホールに入れるのが難しいが、できるだけ自分で脱ぎ着をしたい人にはこのタイプが向いているでしょう。

デザイン性

介護用のパジャマといっても、高齢者本人にとっては日常を過ごす衣装です。
できるだけ本人の意思を尊重し、明るい気持ちで過ごせるデザインのものを使いたいものですね。

色や柄は、本人の好みに応じて選びましょう。
最近の介護パジャマには、カラフルな色柄のもの、和風の柄など様々なものがありますよ。

一見、介護用とは分からないような、おしゃれなデザインのパジャマもあるので、本人の状況に合わせて選びましょう。
特に自立度の高い人には、プライドを損ねないようにすることも重要です。

介護用のパジャマは本人の状況と好みに合わせて選ぼう

最近では、様々な種類の介護用パジャマが販売されています。
その中でも、肌触りがよく、着脱しやすいパジャマを選ぶことが基本です。

その人の介護度や状況に応じて、適した機能があるかどうか確認しましょう。
また、介護用だからといってどんなデザインでも良いとは限らず、できるだけ本人の好みも尊重してあげたいものです。

介護を受ける人が心身共に気持ちよく過ごせるように、機能とデザイン性に優れたパジャマを選びたいものですね。

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