増加するおひとりさまの高齢者。その背景・抱えがちな悩みとは?

最近、増加したといわれる高齢のおひとりさま。
なぜ、一人暮らしの高齢者が多くなったのか、その背景について解説します。

また、高齢のおひとりさまが抱える問題点についても見ていきましょう。
一人暮らしの高齢者は、その悩みにどう対処していったらよいのでしょうか。

老後のおひとりさまが、いきいきと生活するために必要な対処法について考えていきます。

おひとりさまとは

近年、一人暮らしの人を「おひとりさま」と呼ぶ場合があります。
特に中高年で独身の人、配偶者と離婚したり死別した人を指すことが多いようです。

また、配偶者がいなくても子供がいれば一緒に住めばよいかもしれませんが、様々な事情から同居をせずに、一人暮らしをしている人も見られます。
おひとりさまというと、寂しい一人暮らしというより、自由で優雅というイメージが感じられますね。

このようなおひとりさまのシニアは、年々増加しているのです。
総務省の統計(平成27年度)によると、65歳以上の高齢者で一人暮らしをしている人は男性では13.3%、女性では21.1%にのぼります。

この割合は、25年前にあたる昭和55年では男性4.3%、女性では11.2%でした。
高齢者の中で、一人暮らしの人の割合が大きく増えたことがわかります。

おひとりさまの高齢者が増加している背景

少子高齢化・核家族化

高齢のおひとりさまが増えた背景には、少子高齢化や核家族化があります。
平均年齢が伸びて、配偶者が亡くなった後も長生きをするケースが増えたこと、子どもの数が少なく、そのぶん頼れる家族がいないことが多くなっているのです。

特に、子どもが遠方で暮らしており頼れる家族が身近にいない場合もあります。
子どもが都会に出て暮らしている人の場合、住み慣れた故郷を離れてまで子供と同居したくないという人もいますね。

また、価値観の変化に伴い、結婚した子供と同居しない人も増えました。
従来は、親子に限らず、親戚同士で一緒に生活するケースもありましたが、最近では親戚関係が希薄になっており、別居することが増えています。

このような社会の変化に伴い、一人暮らしの高齢者が増えていっているのでしょう。

一人暮らしに満足している

おひとりさまの高齢者が増えた背景には、高齢者自身が一人暮らしに満足しているということも挙げられます。
一般に、高齢者の一人暮らしというと寂しいイメージがつきまといますが、実はその生活に満足していて、特に誰かと一緒に住まなくてよいと思っているのかもしれません。

内閣府では、平成26年に一人暮らしの高齢者に意識調査を行っています。
それによると、「あなたはどの程度幸せか」という質問に、10点満点中、平均は6.59点となっており、幸せと感じている人の方が多いのです。

また、今後も一人暮らしでよいと答えた人は76.3%もいます。
高齢のおひとりさまが、今の生活に満足し、生活を変えなくてよいと考えていることがうかがえるのです。

おひとりさまの高齢者が抱える悩み

経済的不安

高齢のおひとりさまには、不安が全くないというわけではありません。
特に経済的な面では、心配なことが出てきます。

例えば、仕事を辞めた後、年金だけでは生活費が不足する場合があり、貯蓄を取り崩して生活する人も多いでしょう。
年齢と共に心身が衰え、病気の治療にお金がかかることも考えられるので、老後の資金が足りるのか不安になるのは当然です。

また、特におひとりさまの場合、将来的に介護や支援が必要になった時、高齢者施設に入居する可能性もあります。
入居する際には、まとまった費用が必要だったり、月々の利用料ががかかるため、それを支払えるのか、という問題も起こってくるでしょう。

このような点で、おひとりさまには経済的な不安が生じることを否定できません。

健康面での不安

高齢になると、誰でも体のどこかに不調が起こるものですが、おひとりさまにとってはそのことが特に大きな不安となることがあります。
それは、看病や介護をしてくれる人が、そばにいないからです。

高齢になると、若い時と同じように生活していても、生活習慣病になったり、ガンを発症する可能性が高くなります。
足腰の痛みや体力の低下で、これまでと同じように行動できなくなることも出てくるでしょう。

そのような時、病院に連れて行ってくれたり、家事や身の回りの世話をしてくれる人がいないと大変です。
また、急に具合が悪くなって倒れてしまったら、という点を心配するおひとりさまもいます。

誰にも気づいてもらえず、孤独死になってしまうのではないか、と不安になる人もいるでしょう。

死後の手続きへの不安

おひとりさまにとっては、自分の「死後」のことも大きな問題となります。
自分が亡くなった後の葬儀や供養、様々な手続きを誰がどのように行うのか気になるところです。

例えば、自分の願い通りの形で葬儀をしてもらえるのか、ということや、お墓をどうするのかという点も心配になります。
家族がいる人なら常日頃から意向を伝え、後は任せることもできますが、おひとりさまの場合、そうはいかないことも。

また、人が亡くなると様々な手続きが必要になります。
役所への様々な届け出から始まって、借りていた家の整理、ガス・電気・電話などの解約、預金などの財産の整理、相続といった手続きがたくさんあるのです。

このようなことを誰が行ってくれるのか、という問題は、おひとりさまにとってジワジワと迫る不安となるかもしれません。

おひとりさまの高齢者の悩みを解消するには

できるだけ家族と一緒に過ごす

もしも子供や孫、きょうだいなどの家族がいるなら、それを頼ることも考える必要があります。
普段からできるだけ一緒に過ごすようにすることが、おひとりさまの不安解消に役立つはずです。

一緒にいる時間を持つことで、体調の変化に気付いてもらえたり、孤独死の予防にもつながるのではないでしょうか。
また、自分の死後のことについて希望を伝えておくこともできるようになります。

例えば、近所に住んで行き来をしたり、誕生日やお盆、正月など季節の行事を一緒に過ごすようにするのも一つの方法です。
一人でいる方が気楽だと感じるかもしれませんが、いざという時には家族に頼ることも出てくるので、普段からできるだけ共に過ごす機会を持ちましょう。

社会と積極的に関わる

おひとりさまの不安をできる限り減らすためには、積極的に社会との関わりを持つことも必要といえます。
他人と関わることで孤独感が薄まり、倒れた時の早期発見にもつながるからです。

例えば、地域のサークルや自治会などのコミュニティに参加すると、仲間が出来て楽しみが増えます。
ボランティアや仕事をすれば、他人の役に立っているという実感が得られ、生活に張り合いも出てくるでしょう。

仕事をしていれば、経済的にもゆとりが得られて安心かもしれません。
普段から人とのつながりがあると、「体調が悪いのでは」と気付いてもらえたり、顔を出さないと様子を見に来てもらえたりもするのです。

身元保証してくれる団体を頼る

病院への入院時や、高齢者施設への入居時などには、身元保証が求められます。
身近に頼れる相手がいる場合は問題ありません。

しかし、おひとりさまの場合、老後に頼れるお子さまやご親戚が遠方に住んでいたり、そもそもお子さまがいない場合もあるでしょう。
そういったおひとりさま向けのサービスとして、身元保証をしてくれる団体があります

身元保証を引き受けてくれる団体は多数存在しています。
しかし、こうしたサービスは指導・監督する行政機関が明確でなく、運営や契約の方法は事業者任せになっています。

そのため、相談や苦情も多く寄せられている現状もあります。
各団体を比較したうえで、ご自身に適したサービスを選ぶようにしましょう。

おひとりさまの悩みは一人では解決できない

高齢のおひとりさまの場合、どうしても一人では解決できない問題が出てきます。
何らかの形で、人を頼ることは避けられないのです。

一人で生活することは、誇り高く自由なもの。
高齢になって自立していることに自信を持ってよいのですが、上手に人の手を借りることも必要です。

家族や地域の仲間、時には専門のサービスの手を借りて、老後の生活を悠々と乗り切っていきましょう。

お悩みの相談先をお探しのおひとりさまも高齢者へ

おひとりさまの高齢者の悩みはつきないものです。
悩みの解消に向けて、できることから取り組んでいく必要がありますね。

しかし、おひとりさまの中には身のまわりに頼れるご家族がいないという方も多く、悩みを相談したいという場合でも、どこに相談したらよいか分からない方もいらっしゃるでしょう。
そうしたおひとりさまの高齢者におすすめしたいのが、身元保証を行っている、身元保証の専門家団体である「身元保証相談士協会」です。

身元保証相談士協会は、おひとりさま向けの身元保証から、日常の生活支援や死亡後には葬儀・供養の手配など幅広いサポートを行ってくれます。
ご家族に迷惑をかけたくないというおひとりさまのための、「一生のパートナー」とも言えます。

相談先をお探しの方は、無料相談を受け付けておりますので、利用してみると良いかもしれませんね。

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身元保証相談士協会では、行政書士・司法書士・税理士・介護事業者・葬儀など関連する事業者で連携して対応しております。

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