定年後のおひとりさまが豊かに暮らすためには?世代別に徹底解説!

おひとりさまの場合、定年後にはどのような悩みが出てくるのでしょうか。
ここではまず、高齢の一人暮らしにありがちな問題について解説します。

また、その問題を解消して、おひとりさまが豊かに生活するためにはどのようなことが必要でしょうか。
定年前、定年後に分けて対策を紹介していきます。

事前に準備をし、工夫をして、一人暮らしでも楽しく生活していけるようにしていきましょう。

おひとりさまとは

最近よく見かけるようになった「おひとりさま」という言葉。
一人で生活している人のことですが、特に中高年で家族に縛られず暮らしている人を指すようです。

ある程度の年齢になっても独身を貫いている人がおひとりさまと呼ばれますが、離婚や死別で独身になった場合も含まれます。
このような中高年のおひとりさまは、近年増加しているといわれています

総務省の統計(平成27年度)を見ると、65歳以上の単身生活者は男性で13%、女性では21%を超える割合。
その数字は、年々増加傾向にあるのです。

定年後のおひとりさまの悩み

老後資金が足りない

おひとりさまが抱える悩みとして、老後資金の不足があげられます。
総務省の家計調査年報(2019年)「高齢単身無職世帯の家計収支」では、一か月の支出は平均で151,800円、収入は124,710円で、27,090円が不足していることが指摘されています。

年額にすると、325,080円が足りなくなることになりますね。
また、老後には突然の病気やケガで入院を余儀なくされたり、介護施設へ入るためにまとまったお金が必要になったりすることもあります。

おひとりさまの場合、家族を頼れないことも考えられ、貯金を取り崩して生活しなくてはならないことや、急な出費に備えなくてはならないことは大きな不安になりかねません。

孤独を感じる

おひとりさまの場合、定年後の孤独も大きな悩みとなります。
働いているときは職場の人間関係がありますが、退職した後は一人で家にいることになるからです。

職場では雑談をしたり、一緒に食事に行ったりすることもあるかもしれませんが、それがなくなる可能性があります。
毎日一人で家にいると、誰ともしゃべらないで一日が終わることもあるでしょう。

同居する家族のいない人にとっては、このようなことも不安の材料になるのです。

頼れる人がいない

おひとりさまの場合、いざという時に頼れる人がいないことも悩みとなります。
困った時に相談する相手や、ケガや病気の時に手助けしてくれる人がいないおそれがあるのです。

例えば、急な病気で倒れた時に病院に連れて行ってくれたり、身辺の世話をしてくれたりする人がいないという可能性があります。
また、病気での入院や高齢者施設入居の際には身元保証人を求められるかもしれませんが、それをお願いできる人がおらず、困ってしまうこともあるでしょう。

定年後おひとりさまが豊かに過ごすために【現役世代・退職世代】

ライフプラン・マネープランをたてる

老後の安心を確保するためには、早い時期からライフプラン・マネープランを立てておきたいものです。
まずは、現在の手持ちの資金、今後必要な資金を確認しておきましょう。

預貯金・投資などの総額を書き出し、所有する不動産のおおよその価値も確かめておきます。
予測される退職金を確認し、もらえる予定の年金額も調べておきましょう。

さらに、生活費を把握し、それ以外の急な出費も含めて必要となる老後資金を計算してみます。
老後に向けて、住み替えや高齢者施設への入居を考えるなら、その資金計画も始めましょう。

定年後は、旅行に行ったり、趣味に没頭したりという楽しい計画がある人もいるかもしれませんね。
これを実行するために、必要な資金も考えておきましょう。

老後資金を蓄えておく

現役世代のうちから、老後資金をしっかり貯めるためには、計画的な貯蓄が必要でしょう。
お金が余った時になんとなく貯金をする、という形ではなかなか貯まらないからです。

例えば、積立預金やiDeCoなどを始めることが考えられます。
積立預金の場合、自動的に決まった金額が銀行口座から引き落とされるので、忘れずにお金を貯めていくことができますよ。

また積立預金の場合、ボーナス時には預金額を多くする設定もできます。
退職時に目標となる金額になるように積立金を考えて、給料が振り込まれる銀行で契約しておきましょう。

iDeCoとは、個人型確定拠出年金というもので、積み立てたお金を運用し、退職後に年金として受け取るようにするものです。
iDeCoの場合、所得税の優遇措置があるので、お得な運用の方法といえるでしょう。

定年後おひとりさまが豊かに過ごすために【定年後のシニア】

趣味に没頭する

定年後の生活を豊かにするためには、何か趣味を持つことがおすすめです。
働いているうちはなかなか時間をとれなかったかもしれませんが、定年後はこれまでできなかった趣味に没頭できます。

趣味に取り組むことは、孤独感を癒し、精神的な健康にも役立つといわれていますよ。
例えば、絵画や俳句、合唱、カラオケなど芸術的な活動に取り組む人もいます。

市民農園を借りて野菜を作ったり、ガーデニングで見事な庭を造り、道行く人の目を楽しませる人も。
手を動かして物を作ることが好きな人なら、プラモデルや手芸などもお勧めです。

毎日、好きなことに取り組んでいれば、孤独感が薄れ、趣味を通じて友人ができる可能性もあります。
仕事をリタイアした後のおひとりさまにとって、趣味は心の拠り所となるでしょう。

様々なコミュニティに参加する

おひとりさまが心豊かに老後を過ごすためには、何らかのコミュニティに入ることもお勧めです。
コミュニティへの参加によって人とのつながりを感じることができ、孤独感が癒されたり困った時に助け合えたりするようになります。

例えば、公民館やカルチャースクールでは趣味のサークルが開かれていることがあります。
身体を動かすことが好きな人なら、運動のサークルやトレーニングジムで友人を作るのもいいですね。

地域のコミュニティとしては、その他にボランティアのサークルや自治会役員、消防団などもあります。
人とのつながりを感じられるだけでなく、他人の役に立つ充実感も得られるでしょう。

また、自分の住んでいる地域ではなかなか適当なコミュニティが見つからないという人は、ネットで探すこともできますよ。
ネット上のシニア向けコミュニティや、おひとりさま向けコミュニティを探してみましょう。

新たな就職先で働く

定年後もまだまだ元気という人は、新しい就職先を探すのもお勧めです。
働くことによって、お金を稼いで老後資金の足しにできますし、社会とのつながりも保てるでしょう。

例えば、ハローワークでもシニア向けの仕事を紹介してもらうことができます。
バイト探しのアプリでも、自分の今の状況や経験を踏まえて検索をしてみましょう。

その他に、シルバー人材センターといって、60歳以上の人に向けて軽作業の仕事を紹介してくれるところもあります。
最近では、60歳を過ぎてもまだまだ働く人は多くいるので、できる範囲で仕事を探してみるとよいですね。

働くことで、自分が何かの役に立っているという実感が得られ、毎日に張り合いがでます。
職場では、他人と触れ合う機会もできるので、孤独感も感じにくくなるでしょう。

身元保証人を頼る

おひとりさまは、ケガや病気になってしまい入院するリスクに対応する必要があります。
また、高齢者施設への入居を検討する方もいらっしゃるでしょう。

そうした際に、本人に代わる意思決定をしたり、日々の生活における様々な手続きを行う身元保証人が求められることとなります。
しかし、おひとりさまで身近に頼れる人がいないという方や、ご家族やご親戚に迷惑をかけたくないということで困ってしまう方が多いのではないでしょうか。

最近ではおひとりさまのために、「身元保証」や「家族代行」というサービスを行ってくれる団体が多くあります。
身元保証の団体では、保証人になってくれるだけでなく、もしものことがあれば自分の希望する形で葬儀や納骨をしてくれ、家の片付けや遺産相続の手続きなども頼むことができます。

老後の様々な不安を解消するために、保証人を頼ることも考えてみるとよいですね。

おひとりさまならではの問題に向き合うことで豊かな定年後を

定年後一人で暮らしていると、孤独感や老後資金の不足、病気になった時など何らかのトラブルが起こることが考えられます。
おひとりさまの場合、そのような問題について早めにきちんと考えておくことが大切です。

また、定年後も積極的に人間関係を作ったり、趣味や仕事に取り組むことも豊かな老後を過ごすために役に立ちます。
おひとりさまならではの問題にきちんと向き合い、豊かな定年後を過ごせるよう工夫しましょう。

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