老後のための住み替えを!今からできる準備や注意すべき点とは?

公開日: 2022年08月17日

更新日: 2022年08月17日

  • くらし全般

年齢を重ねる中で、老後のことを考えて家の住み替えを検討する人は多いかもしれません。
住み替えの際は、どのようなことに留意すべきなのでしょうか。

ここでは、住み替えをするタイミングや、住居の選び方について解説します。
また、住み替えの準備の仕方や、老後の安心のために特に注意しておきたいポイントについても見ていきましょう。

老後の住み替えをするタイミング

子供が独立したタイミング

子供が結婚や就職で家を出て、空き部屋ができた時が住み替えの一つのタイミングです。
空いた部屋が無駄になるので、この機会に住み替えを考える人が多くなります。

子供と同居している場合は、リビングなども一定の広さが必要になりますが、夫婦だけになると広すぎる場合も。
コンパクトな家に住み替えれば、家財を整理し掃除などの手間を減らすこともできます。

また、子供の分の生活費が必要でなくなり、自分自身や夫婦だけのことを考えれば良くなるので資金計画も立てやすくなるでしょう。
その他、子供の独立に合わせて同居する、子供の住まいの近くに転居するという人もいますよ。

定年退職したタイミング

定年になって退職する時も、住み替えを考えるタイミングとなるでしょう。
退職金でまとまった資金が得られるし、このタイミングを逃すとローンなども組みにくくなります。

これまでは、仕事のことを考えて職場に通いやすい場所に住んでいた人もいるかもしれません。
しかし定年後は、仕事よりも毎日の生活や自分の好みに合わせて住居を選べるはずです。

老後のことを考えて、住みやすい場所・住みやすい家に転居することを考える際、退職は一つのきっかけとなるでしょう。

住まいが古くなったタイミング

住み替えを考える必要に迫られる例としては、住まいが古くなった時があります。
外壁や水回りなどの修理には高額の費用がかかるので、それなら建て替えや引っ越しを考える方がよいと考える人もいるでしょう。

また、最近の住宅は断熱や耐震などの機能が充実しており、光熱費の削減や災害時の安心というメリットがあります。
新しい家に住み替えるのは、古い家に住み続けるより気持ちが良いだけでなく、このような利点もあるのですね。

老後の住み替え先の選択肢

一戸建てやマンション

住み替えの選択肢としては、一戸建てやマンションの購入が挙げられます。
特に、コンパクトな家やマンションに住みかえるダウンサイジングが選ばれることが多いようです。

子供の独立などで必要なスペースが減った場合、コンパクトな住居に住み替えができるようになります。
また、不要な家財を整理してみたら、広い敷地は必要なかったという場合もあるでしょう。

コンパクトな住居に住みかえれば、多くの場合、光熱費を減らせます。
また、賃貸住宅なら家賃、持ち家なら固定資産税を減らせるかもしれません。

適切な広さの住居に住み替えれば出費を抑えられ、老後の備えになる可能性があります。
また、断捨離や生前整理をしてスッキリとした生活ができるのです。

子供との同居

老後の安心や孫の世話等のために、子供と同居するというのも一つの選択肢です。
そばにいれば、介護が必要になった時も心配が少なく、また元気なうちは家事や育児を手伝ってやれるというメリットがあります。

子供の住む家が広ければ、そちらに転居を検討する場合もあるでしょう。
また、増築や二世帯住宅への建て替えをして一緒に住むという選択肢もあります。

ただし、世代の違う子どもやその配偶者・孫との生活は、生活リズムや価値観の違いからトラブルが起こる可能性も。
子供やその家族の意思を十分に確認し、相談をした上で住み替えを検討する必要があります。

建て替えの費用や生活費・家事の分担についても取り決めをして、お互いに納得ができるよう準備をしたいものですね。

高齢者向け住宅

老後の住み替えの一つの選択肢としては、サービス付き高齢者向け住宅というものもあります。
いわゆる老人ホームとは異なり、自立した暮らしができるのが特徴です。

まだまだ元気で介護等は必要ないという人でも、60歳以上なら入居できます。
建物はバリアフリーとなっており、足腰に不安がある人にも安心です。

この施設には常駐している職員がおり、安否確認や生活相談のサービスがあります。
一人暮らしでも、急に体調を崩した時には対応してもらえるので安心ですね。

賃貸住宅の一種なので鍵付きの個室が用意されており、一般的な老人ホームのような日課もなく自由に過ごせます。
その一方で、必要が出てきた場合には、介護サービスを受けることもできるのです。

ここでのサービスは施設によって様々で、中には大浴場やレストランを併設しているところもありますよ。

老後の住み替えの準備

資金計画を立てる

住み替えのためには、家の確保や転居のために多くの費用がかかります。
検討する際には、しっかりした資金計画が必要です。

住み替えというと自宅の購入費だけを考えがちですが、自宅の不要物を処理する費用や引っ越し業者への支払いも発生します。
また、引っ越し後の固定資産税や修繕費、マンションの管理費なども考えておく必要がありますね。

一時的な費用に加えて、生活費など月々に必要となるお金を計算して、どの程度の貯蓄が必要か確認することが大切です。
老後は収入が減るため、早めに資金を貯めておき、遅くとも定年の頃には住み替えが可能なだけの資金を確保しましょう。

そのためには、できれば50代のうちから計画を立て、ゆとりをもって住み替えができるようにしたいものです。

断捨離をする

長年生活した家から住み替えをする場合、大きな問題となるのが引っ越し前の整理です。
日ごろから断捨離を進めておくことで、住み替えがスムーズにできるでしょう。

断捨離をすることで、引っ越しの際の荷物が減らせるだけでなく、室内を広々と使えて老後の生活が快適になります。
狭い部屋に多くの荷物があるとつまずきやすくなり、物を探しにくくなるという問題も発生しがちです。

住み替えを考えるようになったら、手元に残すものと不要なものの基準を決め、少しずつモノを処分していきましょう。
捨てるのが難しければ、人にあげる・古物商に売るなどの方法もあります。

同じ家にずっと住み続けていると、つい色々なモノが溜まってしまいがちです。
住み替えは、断捨離の大きなチャンスにもなりますね。

老後の住み替え先選びの注意点

ローンを考える

住み替えのために新居を購入する際、住宅ローンを組むことになる場合もあるでしょう。
この時、無理なく返済できるかどうか確認することが大切です。

老後に向かっていく中で、あまりにも高額なローンを組むと生活が苦しくなります。
特に、定年後はボーナス時に返済額を多くするという方法が使えない点に注意が必要です。

生活費も含めて、ゆとりをもって返済ができるように計画を立てましょう。
貯蓄や退職金を使って頭金を確保するようにすると同時に、今住んでいる住居の売却費用をあてにし過ぎないことが大切です。

なお、現在の自宅にローンが残っている場合は、残債分と新居購入のための資金を借り入れることができる「住み替えローン」を利用する方法もあります。
この場合は特に、無理のない形で返済できるように計画を立てましょう。

介護のことを考える

老後のことを考えると、住み替えの際、特に注意すべきことがあります。
今は元気でも、いつかは身体が弱り介護が必要になるかもしれないと考えておくことが大切です。

住宅の購入や賃貸住宅への入居時は、高齢者でも住みやすいか物件かどうか確認しましょう。
段差が少ないか、近くに病院やスーパーがあるかなど、身体が弱った時のことを想像して住居を選びたいものです。

高齢になると、階段が登れなくなって困ったという話も聞きます。
2世帯住宅への建て替えの場合には、1階に住むようにし、バリアフリーの設計にするなどの工夫が必要でしょう。

更に、高齢になると犯罪に巻き込まれることも心配です。
住み替えを考える際には、セキュリティ面にも注意して住まいを用意したいです。

資産価値を考える

住み替えの際は、その住宅の資産価値が高いかどうかという点も考えるとよいです。
将来的には老人ホームに入る、子供世帯と同居するということも考えられ、その際、自宅を売却して費用を捻出する必要があるかもしれません。

しかし、資産価値が低い物件の場合、十分な費用が得られない可能性があります。
特に、駅から遠く生活が不便な場所だと、思うように売却できず苦労することもあるのです。

住もうと考えている土地の路線価に加えて、近所にある施設、災害の起こりにくい場所かどうかなども調べておきましょう。
今の自分が暮らしやすいというだけでなく、いざという時に売りやすい場所かどうかという点も大事です。

また、資産価値が高い住宅への住み替えは、相続対策にもなります。
資産を現金で保有するよりも、住宅として持っておく方が相続税が軽くなる可能性があるからです。

配偶者や子どもにとって、メリットが大きいことを知っておきましょう。

老後を考えて住み替えをするなら十分に計画を立ててから

老後のことを考えて住み替えをするのは、大きな選択です。
しかし、必要ならタイミングを見て住み替えをした方が良い場合もあるでしょう。

その際は、資金や子供との関係、住む場所の選択などに留意する必要があります。
また、引っ越しのためには断捨離などの準備もしなくてはなりません。

住み替えをするなら、安心して老後を過ごせるように十分に計画を立てて取り組みましょう。

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