60歳からの働き方とは?就職先を探すポイントも併せて解説!

定年になったとはいえ、まだまだ元気な60歳。
これからの人生、働き方についてどう考えたらよいのか迷うかもしれません。

60歳になってから働く人は、どれくらいいるのでしょうか。
また、そもそもなぜ働くのか、という点も確認しておきたいものです。

60歳以降の人に人気の仕事や仕事探しの方法、仕事をする際の注意点についても解説します。

60歳以降に働く人の割合

総務省統計局の発表(2019年労働力調査)によると、60~64歳の人口に占める働いている人の割合は、70.3%
65~69歳でも、48.4%の人が働いています。

この統計の10年前にあたる2009年の場合、60~64歳で働いている人の割合は57.0%、65~69歳では36.2%でした。
従来は60歳で定年となってリタイアすることが多かったのですが、今では60歳を過ぎても働く人が多くなってきているのです。

60歳から働く理由

お金を稼ぐため

60歳から働く大きな理由となるのは、お金の問題です。
平均寿命が延びて老後が長くなった分、経済的な余裕は不可欠となっています。

お金がなければ長い老後を楽しむこともできず、へたをすると生活すら危うくなりかねません。
年金だけでは不十分なことも多く、元気なうちに働いてお金をためておきたいと思うのは、当然のことでしょう。

人との関わりを持つため

60歳から働くもう一つの大きな理由として、「人との関わりを持ちたい」ということがあげられます。
人との関わりがないと寂しいし、特に高齢者の場合、認知症の原因にもなりかねません。

職場で仕事仲間やお客さんと関わり合いを持つことは、生活に張り合いをもたらし心の健康にも役立つはずです。

60歳からの就職先の探し方とは

継続雇用制度

企業によっては、継続雇用制度が設けられている場合があります。
定年後の従業員を「再雇用」するか、あるいは「勤務延長」をするという制度です。

「再雇用」とは、一旦定年退職をした後、嘱託や契約社員という形で再度雇用するもの。
この場合、それまでの役職は失うことになり、ヒラの社員やパートという立場になります。

一方「勤務延長」は、役職や仕事内容はそのままで定年を伸ばすものです。
もしこのような制度がある企業に勤めているなら、利用を検討してみましょう。

65歳までの安定した雇用を確保するため、事業者がこのような制度を設けることは必要、と法律で定められています。
再雇用の場合、「これまでの部下が上司になる」ことに抵抗がある人もいますが、慣れた職場で安定した仕事を確保できる点でメリットは大きいといえるでしょう。

ハローワーク

昔は職業安定所といわれた「ハローワーク」。
ここでは年齢には関係なく、仕事が探せます。

厚生労働省が行っている事業で、「就職困難な人のセーフティーネット」をうたっているので安心ですね。
全国各地、主だった市町村に設けられている(全国で544か所)ので、気軽に足を運ぶことができます。

厚労省によるとハローワークを利用した60歳以上の就職件数は、2019年で24万6千件。
高齢者が安心して就職できるように「生涯現役支援窓口」が設けられているハローワークもあるのです。

また、インターネットでもサービスを行っているので、パソコンやスマホで仕事探しをしたり、それをもとにしてハローワークの事務所に出向いて相談する方法もありますよ。

シルバー人材センター

シルバー人材センターは、高齢者に短期間・臨時の軽い業務やボランティアを紹介する場所。
各市町村単位で設けられており、60歳以上の人が仕事を探しやすい場所となっています。

シルバー人材センターは、国の法律に基づいて運用されている公益法人です。
高齢者の生きがい・地域社会の福祉向上・活性化を目的としているので、もらえる報酬自体はそれほど多くなく、全国平均で月8~10日働いて3~5万円程度(公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会)となっています。

仕事の内容としてよくあるのは、清掃や草刈り・調理といった一般作業、マンションや駐輪場の管理人などです。
専門的な知識や技能のある人には、家庭教師・パソコン指導といった技術分野、庭木の剪定・ふすまの張替え・刃物とぎといった技能分野の仕事もありますよ。

なお、シルバー人材センターで仕事をもらうためには、会員登録をし、年会費を払う必要があります。

シニア向け求人サイト

求人サイトの中には、「シニア専門」「40~60代の中高年専門」をうたっているところがいくつもあります。
普通の求人サイトとは異なり、シニアを受け入れてくれる仕事のみを扱っているので、マッチングがしやすいといえるでしょう。

また、シニア向け求人サイトには多種多様な求人が紹介されています。
自分では思い描いていなかったような、意外な仕事がみつかるかもしれません。

年齢や住んでいる地域だけでなく、勤務時間・仕事内容・資格の有無などの条件で絞り込めるので、効率的に仕事探しができます。
また、通常の求人サイトの中でも、シニアコーナーがあったり、「シニア」で絞り込みができるものがありますよ。

60歳以上に人気の仕事

事務職

60歳以上の人に人気のある職種としては、事務職が挙げられます。
様々な会社で、経理や電話対応、書類作成などを行う仕事です。

事務職の魅力は、座ったまま仕事ができること。
体力の衰えや足腰の不調を感じていても、比較的不安なく仕事が続けられるはずです。

屋内の仕事なので、夏の暑さや冬の寒さが厳しい時でも辛くありません。
特に、これまで事務の仕事をしてきた経験があれば、それを生かせる仕事と言えるでしょう。

清掃・軽作業

清掃や軽作業の仕事も、60歳以上の人に人気があります。
自然と体を動かすことにつながり、運動不足を補えるからです。

清掃の例としては、マンションや会社の室内・廊下をほうきやモップを使って掃除するものが見られます。
軽作業としては、スーパーでのカートの片付け、倉庫内で品物の仕分けなどといったものも。

特に頭を使ったり、人に気を遣うことが少なく、資格もいらないので気軽に始められるお仕事といってよいでしょう。
じっとしているよりも、身体を動かしたい、というシニアに向いています。

調理補助

調理補助も60歳以上の人に人気のある仕事の一つです。
これまで家事をしてきた主婦なら、その経験をそのまま生かせる仕事といえるでしょう。

例えば、レストランやお弁当屋さんの厨房・学校の給食センター・お惣菜の工場などで、食材の調理や盛り付けをする仕事が挙げられます。
補助的な仕事なので、特別に料理がうまいというわけでなくても取り組めることが多いのです。

料理をすることが苦ではなく、一通り包丁やコンロが使える人なら始めやすいお仕事といえるでしょう。

警備員

警備員は、シニアの求人がたくさんあり、60歳以上の人に多く選ばれている仕事です。
例えば、オフィスビルや病院の警備員室で、制服を着て受付や巡回の仕事をしているシニアをよくみかけますね。

その他、工事現場で誘導警備の仕事をしたり、駐車場・駐輪場で受付と警備をしている人もいます。
仕事の内容によっては、立ちっぱなしのこともありますが、夜間決まった時間に巡回するだけ、という気楽な仕事も。

仕事の内容をよく見て、自分に向いていると思ったら60歳からトライしてみるのもよいでしょう。

60歳から働く上でのポイント

定年前からの準備

60歳からどのような働き方をするか、ということは、定年前から考えて準備しておきましょう。
定年後、ブランクがないほうがはずみがつき、再就職もしやすくなるからです。

まずは、自分の会社に継続雇用の制度があるかどうか調べること。
また、制度があったとしても、それを選ぶか、他の仕事をするか考える必要があります。

継続雇用以外の場合、今までの仕事と関連した仕事にするか全く違う仕事にするか考えることも大切です。
しっかり情報を集めて検討しましょう。

年金について

60歳を過ぎた人が厚生年金保険に加入して働く場合、在職中は70歳まで年金が減額となる可能性があることに注意が必要です。
これは在職老齢年金という制度によるもので、12か月前からの給与(ボーナスも含む)の月平均と年金を足して、一定の金額を超えると減額となってしまいます。

思ったより収入が少ない、ということになりかねないので、厚生年金保険に加入して働く場合は確認が必要です。

体力との相談

60歳を過ぎて働くなら、体力との相談も必要です。
まだまだ元気、と思っていても、60歳を過ぎると身体に多少のトラブルがでてくる人も増えてきます。

持久力も筋力も若い時とは違うことを考え、無理のない仕事を選びましょう。

60歳からの人生を豊かにするために老後のことは考えていますか?

60歳からの生活を充実させるためには、ぜひ自分に合った働き方を見つけたいもの。
ただし、働いた先にある老後、死後について不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

例えば、現在独り身の方や家族や親せきと疎遠になってしまった方は、自分の身元保証をしてくれる人がいないとお困りかもしれません。
そこで、「家族代行」をしてくれる、「身元保証相談士協会」についてご紹介します。

この団体は、希望の供養や遺言についてのサポートはもちろん、生前に必要な高齢者施設の入居手続きや必要品の購入代行など、生前から死後にかけてのパートナーとして支えてくれます。
もし老後や死後についてのお悩みや不安を抱えていれば、無料相談を活用し、専門家に相談してみるのも良いでしょう。

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