【例文つき】49日法要の挨拶のしかた!施主・参列者それぞれ解説

公開日: 2021年03月24日

更新日: 2022年04月22日

  • 葬儀・供養

49日の時、施主は法要や会食の前後でどのような挨拶をしたらよいのでしょうか。 法事を執り行ってくれた僧侶への挨拶等も迷うところです。
また、参列者として49日法要に招かれた場合の挨拶も、どうしたらよいか考えておく必要があります。 そこで、49日の挨拶では、どのような気持ちを込めて、どんな内容を含めるべきかを解説します。

49日法要とは?

49日法要とは、故人が亡くなってから49日目に行う仏教の儀式です。 別名を中陰法要(ちゅういんほうよう)ともいいます。
中陰とは故人が亡くなってから、新しい生に生まれ変わるまで過ごす場所のこと。 仏教では、中陰において7日ごとに審判が行われ、その結果で来世が決まるとされています。
そのため、故人の来世がよりよい場所に決まるようにと願い、7日ごとに法要を行うのです。 その最後になる7回目が、49日法要となります。 最近では、この7回のうち、最初の7日目である初七日と、49日法要のみを行うことがほとんどです。
遺族の都合で、49日法要を49日目より少し早く行う場合もあります。 49日は、故人を偲ぶとともに、冥福を祈る大事な行事と言えるでしょう。
また、49日に納骨を行うこともあり、故人との別れがまた一歩進む形になります。 49日の後は一周忌まで法要を行わない人も多く(百ヶ日法要を行う場合もあります)、49日法要は、お葬式の後の大きな一区切りとなるでしょう。

49日法要のはじめの挨拶【施主】

例「本日はご多用の中、ありがとうございます。 これより、亡き父○○(俗名又は戒名)の49日法要を始めさせて頂きます。
本日の導師は、○○寺のご住職○○様にお願いしてあります。 (僧侶に向かい)○○様、よろしくお願いいたします。」 49日法要を始める際の施主の挨拶には、参加者の注意を引き、読経・焼香を始めることをお知らせする役割があります。 はっきりとした声で、法要を開始することを伝えましょう。 また、参列して下さった方々に感謝の意をお伝えする必要もあります。
最初に「遠いところを」「あいにくの雨の中」などという言葉を添えながら、足を運んでくれたことにお礼を言いましょう。 その後は、ご僧侶をきちんと紹介した上で、読経を始めてもらえるよう促すことが必要です。

49日法要のおわりの挨拶【施主】

会食がない場合

例「本日は、故○○49日法要にご参列を賜り、ありがとうございました。 皆様のおかげでこのように無事に法要を終えられ、深く感謝申し上げます。
父もきっと喜んでいるのではないかな、と思います。 私ども家族としては、やっと49日が過ぎて、少しずつ前を向いていけるようになったところですが、まだまだ心もとない部分もございます。 どうか今後とも変わらずご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
本来ならこの後皆様とお食事等してゆっくり思い出話などを伺いたいところですが、ご多忙の方もおられるということで、代わりに折詰などを用意してあります。
粗飯ではありますが、お持ち帰りいただけたらと思います。 お帰りの際はどうかお足元に気をつけてお帰り下さい。
本日はご多用の中お付き合いを頂き、御礼申し上げます。」 法要が終わったら、このように終わりの挨拶をします。
ここでは、法要に参列して下さった方に再度感謝を伝えましょう。 その上で、これで法事のすべてが終了したこと、会食がないことを参列者に知らせます。 会食がないことは事前に伝えておくべきですが、ここでも一応お断りしておきましょう。

会食がある場合

例「本日は御多用中にも拘わらず、故○○49日法要にご参列を賜り感謝申し上げます。
皆様のおかげで無事に法要を終える事ができましたこと、亡き父も必ず喜んでいるのではないか、と思います。 どうか私共家族に今後も変わらずご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
なお、ささやかではありますが、この後お食事の席を用意しております。 お時間の許す限りお付き合いいただき、思い出話などもお聞かせ願えたらと思います。」 会食がある場合は、ここでの挨拶は簡単に済ませ、会食の予定をしっかり伝えます。 会食の場所やそこまでの移動手段なども伝えましょう。

49日法要の会食のはじめの挨拶【施主】

例「皆様、本日はご多用の中、ありがとうございました。 おかげさまで無事に父の49日を終える事ができました。
ささやかではありますが、皆様と共にお食事を頂きつつ、父の思い出話なども伺えたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
お時間の許す限り、どうかゆっくりとお過ごし下さい。」 お斎(おとき)とも呼ばれる法事後の会食は、故人の供養と共に参列者への感謝を表すものです。
まずは法要に参列してくれたことに対する御礼を伝えましょう。 その上で、会食が始まることを伝えます。 参加された方が、くつろいで過ごせるように配慮して挨拶しましょう。
ここで故人への思いや家族の現状などを伝えてもよいのですが、あまり長くなると食事を前に待たせてしまうことになります。 できるだけ簡潔にすませましょう。

49日法要の献杯の挨拶【施主】

例「それでは引き続き、献杯の音頭を取らせていただきます。 皆様お手元のグラスをお取りになって下さい。 (皆がグラスなどを手に取ったことを確認したら)それではご唱和ください。
父○○の冥福を祈って、献杯。」 献杯は故人にお酒を捧げる、という意味を持っています。 この献杯が終わってから、食事が始まります。
献杯は「乾杯」とは異なり、グラスを打ち合わせたりはせず、拍手などもしません。 音頭を取る人は、「献杯」という言葉と共にグラスを軽く掲げるようにします。
施主が献杯の音頭を取るときは、会食を開始する挨拶に引き続いて行うので、簡単な内容で大丈夫です。 なお、献杯の音頭を取る役割は、親類の年長者等にお願いすることもできます。

49日法要の会食のおわりの挨拶【施主】

例「本日は長時間に渡り、お付き合いを頂きました。 心より、感謝申し上げます。 このようにたくさんの方が来てくださり、父も、きっと喜んでいることと思います。
父が亡くなって一か月以上がたちますが、家族としては未だ寂しい思いが抜けません。
しかし、本日皆様から激励のお言葉をかけていただき、また父の思い出を話していただいて心が温まる思いです。
今後も皆様のお支えを頂きつつ、頑張っていきたいと思います。 どうかよろしくご指導をお願いいたします。
本日はこれにてお開きとさせていただきます。」 会食の終わりの挨拶では、まずは参加者への御礼を述べましょう。 長時間付き合ってくれたこと、励ましてもらったことへの感謝を忘れずに織り込みたいものです。

49日法要での僧侶へのお礼【施主】

例「本日は丁寧なご供養を、ありがとうございました。 父も必ず喜んでいることと思います。 私共、不慣れなことも多く無事に終わって安心しました。 また、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」 最近では、普段から僧侶と連絡を取り合っているという人は少ないかもしれません。 今後、1周忌法要など節目ごとにお世話になるのできちんと挨拶をしておきましょう。
読経して頂いたことへのお礼を伝え、今後またお世話になるかもしれないことを伝えます。 また、このタイミングでお布施を渡すこともあると思います。 その場合は、挨拶の後「心ばかりですがお供えください」等と言葉を添えつつ、渡します。

49日法要の受付での挨拶【参列者】

例「この度はお招きいただき恐縮でございます。」 49日法要の会場に到着したら、すぐに受付に向かい挨拶をします。
法要の前はあわただしく、受付も混雑するので挨拶は簡潔にしましょう。 はっきりとした言葉にせず、「この度は…」といった程度でも大丈夫です。 続けてお香典を取り出し、「お供えください」といった言葉を添えながら差し出します。 遺族とゆっくり話したり、励ましたりしたいと思うかもしれません。
しかし、法要の前は遺族は準備で忙しいので、邪魔にならないように心がけましょう。 話をするのは、法要の後、会食の時などにするとよいのです。 法要の前はあくまで言葉少なに、しめやかな雰囲気を壊さないように注意しましょう。

49日法要の施主への挨拶【参列者】

例「この度はお招きいただき恐縮です。 本日は心から○○様のために祈らせて頂きました。 何かと忙しいと思うけれども、身体に気を付けてお過ごし下さい。」 まずは、49日法要に招いてもらったことへの感謝を伝えます。 その上で、共に冥福を祈る気持ちを伝えましょう。

また、遺族はこの時期、法事の用意や遺品の片付け等、多くの仕事をこなさなくてはなりません。 故人を亡くした寂しさだけでなく、このような大変さもねぎらってあげたいものです。
時間があれば、故人との思い出を話したり、辛い気持ちを受け止めてあげる会話をすることで、遺族の心が安らかになるはずです。
なお、通夜や葬式では「御愁傷様」「お悔やみ申し上げます」などと挨拶しますが、49日ではこのような言葉は使わないので注意しましょう。

49日法要の帰りの挨拶【参列者】

例「本日はお招きいただいてありがとうございました。 お食事もいただいて恐縮です。 まだ大変なことが多いかもしれませんが、心を強く持ってお過ごし下さい。」 法事や会食が終わったら黙って帰らず、きちんと挨拶をしてから会場を出ましょう。 法事に招いてもらったことへのお礼を伝えることが必要です。

また、遺族の辛さを理解し、その大変さをねぎらう言葉かけがあるとよいでしょう。 49日は一つの区切りではありますが、この時期だと遺族はまだ寂しいものです。
施主にはたくさんの人が挨拶をするので、一人でいつまでも長々と話をしていると他の人が困ってしまいます。 法事が終わった後は簡潔に、できるだけ心のこもった言葉をかけて帰りましょう。

49日法要の挨拶で気をつけたいポイント

忌み言葉を避ける

49日の法要以外にも通じることですが、不祝儀の時使ってはいけない言葉があります。 「忌み言葉」と言って、縁起の悪い言葉を使わないようにするしきたりがあるのです。
例えば、「迷う」や「浮かばれない」といった言葉は、成仏しないことを想像させるので避けます。 また、「死ぬ」「生存中」など生死を直接連想させる言葉も避けましょう。
これらに加えて、つい使ってしまいそうなのが「重ね言葉」。 「くれぐれも」「重ね重ね」「たびたび」などが挙げられます。 不幸なことが重ならないように、という配慮から「重ね言葉」も避けるものです。

お通夜・葬儀との違い

49日では、お葬式などとは少し違った言葉遣いが必要です。 参列する人が「お悔やみ申し上げます」「御愁傷さまでした」といった挨拶をするのは避けましょう。
49日というのは、故人が亡くなってから少し時間がたち、寂しさが落ち着いてきたころです。 また、仏教ではすでに成仏したと考えられている時期でもあります。
とにかく悲しい、惜しいという気持ちを表現するお葬式の挨拶とは違います。 悲しさよりも遺族をいたわる気持ちを大切にしましょう。 遺族の挨拶も、悲しみだけでなく、やや前向きな内容を含めた方が49日らしい印象になります。

49日法要の挨拶は丁寧に準備を

49日法要は、葬儀から少したって落ち着いたころに行われます。 これで一つの大きな区切りとなるので、挨拶もしっかりと行いたいものです。
日ごろあまり挨拶をする機会のない人などは、緊張するかもしれません。 しかし、49日が終わればこの後は一周忌法要まで挨拶の機会がないことがほとんどです。
故人を偲ぶ大事な機会なので、挨拶も前もって丁寧に準備する必要があります。 紙に書いたものを用意するなど工夫して、法要や会食後の挨拶等をきちんと行うようにしましょう。  

49日法要の話を聞いて、少しでも自分の死後に不安を感じた方

自分の身の回りには、頼ることが出来る人がいないので49日法要など、死後のことが不安になってきた方もいらっしゃると思います。
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