お別れの会と葬儀の違いは?流れ・開催場所・形式・服装・香典・費用

お別れの会とは、どのようなものなのでしょうか。
普通のお通夜・告別式とどう違うのか見ていきましょう。

お別れの会を行う場所やその費用についても気になりますね。
また、どのような流れ・段取りで行われるのかという点も知っておきたいポイントです。

加えて、お別れの会に参列する場合のマナーとして、服装やお香典についても解説します。

お別れの会とは?

「お別れの会」とは、文字通り亡くなった人とのお別れをする会です。
親族や友人・知人などが、共に故人を偲び、あの世への旅立ちを見送る集まりと言えます。

故人とのお別れは、通常お通夜や告別式という形式で行われますが、お別れの会はそれとは違う部分も。
大きな違いは、読経やお焼香などを行わないことが多く、参列者の挨拶や献花を中心とした自由な形式で行われるという点です。

例えば、会食パーティーの形で行われるお別れの会をよく見かけます。
お香典をお断りする代わりに、会費制で営まれることも多いのです。

また、お通夜や告別式は葬儀場やお寺で執り行いますが、お別れの会はホテルやレストランで開かれることも。
通常のお葬式のような形式ばったことを避けたい、あるいは家族葬のあと多くの友人にもお別れの機会を持ってもらいたい、といった場合に、お別れの会が開かれます。

お別れの会はいつ行う?

お通夜や葬儀は、人が亡くなるとすぐに行うものですが、お別れ会の時期については特に決まりなどはありません。
すでに火葬を済ませてしまったあとなら、いつでもよいのです。

ただし、お別れの会は、密葬や家族葬の後、1か月くらいの間に行われることが多いといえます。
四十九日には納骨をすることも多く、できればそれまでには行いたいものです。

しかし、お正月が近かったり、仕事関係の参列者が多く繁忙期に当たるなどの事情も考慮する必要があります。
遺族と参列者の状況をよくみて、時期を決定しましょう。

お別れの会の形式

セレモ二―形式

お別れの会の形式には、セレモニー方式と会食パーティー方式があります。
セレモニー方式は、やや格式ばったやり方です。

司会の進行に従って、親族の挨拶や弔辞などを順次行い、献花や黙とうをする形になります。
宗教的なことは行わないことが多いのですが、場合によっては読経が行われることもないわけではありません。

会場の前方に祭壇をしつらえ、そこに遺影を安置、それと向かい合う形で椅子が並べられ参列者が座る形になります。
社葬などでも行われることの多い、フォーマルで厳かなお別れの会です。

会食パーティー形式

会食パーティー形式の場合、セレモニー形式よりもややカジュアルな感じになります。
会場前方に祭壇が置かれるのは同じですが、テーブルと料理が用意され、挨拶や献花の後その場で会食を行うのです。

会食パーティー形式の場合、全員に席が用意されるタイプと、立食パーティータイプがあります。
親族や友人知人が共に食事をとりながら、故人の思い出を語り合う親密な時間を持てるお別れの会です。

仲間同士でゆっくりしゃべりたい時や、参列者にお子さんが多い場合など、かしこまらず和やかな雰囲気で行いたいときに向いています。

お別れの会の開催場所は?

お通夜や告別式は、基本的に葬儀場やお寺などで行うものですが、お別れの会は自由に場所を選べます。
葬儀場のホールのほか、ホテルやレストランなどを借りて行うこともできるのです。

会場は、故人の雰囲気や、参列者の数、アクセスのしやすさを考えて選びましょう。
最近では、ホテルやレストランで、お別れの会用のプランを用意していることもあるので探してみるとよいかもしれません。

ホテルやレストランでのお別れの会は、明るく華やかな印象になります。
従来のお通夜や告別式とは、一味違った会となるでしょう。

ただしホテルなどでは、ご遺骨の持ち込み、読経やお焼香は断られる場合もあります。
そのようなことも必要と考えるなら、葬儀場のホールを借りるとよいでしょう。

お別れの会の司会は誰が行う?

遺族の代表者

お別れの会の司会としてよく見かけるのは、遺族の代表者です。
家族のうち、司会が出来そうな人がいれば、お別れの会の進行をしてもらうとよいでしょう。

遺族の代表者といっても、喪主である必要はありません
故人と近しい人で、そつなく人前で話ができ、会を進められる人なら誰でも大丈夫です。

友人

お別れの会の司会は、故人と親しかった友人に頼むのも一つの方法です。
故人のことを良く知っている人なら、適切と言えます。

故人のために喜んで司会をしてくれそうな人がいれば、お願いしてみるのもよいでしょう。

専門の司会の方

お別れの会を請け負ってくれる業者にお願いをすると、専門の司会者を紹介してくれます。
家族の中にも友人の中にも司会が出来そうな人がいない場合は、お願いしてみましょう。

また、セレモニー形式のお別れの会で、特に社葬のような格式ばったものや、規模が大きな会の場合はプロの司会者に任せた方が良い場合もあります。

お別れの会の流れは?

お別れの会の形式は、特に決まっているわけではありません。
しかし、おおむね以下のような流れで行われます。

①遺族と参列者が会場に入り、席に着きます。
遺族の中でも特に喪主側の人は、早めに会場に入り、参列者を迎え入れるようにしましょう。

②参列者がそろったら、司会が開会の辞を述べます。
集まってくれたことへの感謝と、お別れの会を始める旨を伝える挨拶です。

③司会の発声の元で黙とうを行います。
また、もし読経が行われるとしたら、このタイミングです。

④司会か、故人に近い親族・友人に故人の略歴を紹介してもらいます。
故人の生まれた日や故郷、両親の名前と続柄、学歴や職歴、趣味やボランティア活動などが紹介され、亡くなった日までのことをお話しするものです。

⑤親族や友人の代表に追悼の挨拶をしてもらいます。
弔電が来ているときは、司会がここで読み上げることになるでしょう。

⑥追悼の挨拶を受けて、ここで遺族の代表かお別れの会の実行委員長がお礼の言葉を述べます。
参列してくれた方への御礼や、遺族の今の気持ちなどが語られることになる場面です。

⑦この後、参加者のそれぞれが花をもち、順番に祭壇に置く献花を行います。
会食を行う場合は、献花が終わってからにするのが通例です。

⑧最後に、司会が閉会の辞を述べて終わります。

お別れの会の費用はどのくらい?

一般的に、お別れの会の費用は、参列者1人当たり平均1万円程度です。
ただし、会場の広さやランク、会食の内容、参列者の数によって異なってくるでしょう。

主な内訳は会場費、食事代、プロの司会者に頼む場合の人件費、祭壇の花代などです。
また、参列者に返礼品をお渡しする場合はその費用もかかります。

最低でも8000円から、豪華なものなら2万円くらいまでが相場と言えるでしょう。
この費用は、会費かお香典を頂くことで、ある程度まかなえることが多いようです。

お別れの会は直葬と合わせて行うと良い?

直葬(じきそう)とは、お通夜や告別式を行わず、直接火葬式のみを行うこと。
この直葬とお別れの会を組み合わせるのも一つの方法です。

直葬の場合、会場を借りる必要がなく祭壇もないので費用が節約できます。
読経だけはお願いすることもありますが、ごく簡素な形でお骨上げまでを行う形です。

この直葬とお別れの会を組み合わせると、費用を抑えた上で多くの人にお別れをしてもらえるでしょう。
なお、家族葬の場合、一般的な葬儀と同じように会場を借りて儀式を行うので、直葬よりも多くの費用がかかります。

お別れの会は準備が大切

1ヶ月前

少なくとも一か月前には参列してもらう人と会場を確定し、案内状を発送しましょう。
案内状には日時・会場案内の他、会費制で行うかどうか、行うとしたら金額はいくらかということを明記します。

また、参加不参加を知らせてほしいことや、その期限についても書いておくことが必要です。

3週間前

司会や追悼の挨拶をしてくれる人を決定し、お願いをしておきます。
できれば、直接会って、話す内容や段取りを確認しておくとよいでしょう。

特に故人の略歴をまとめて、司会者などに伝えておくことも必要です。
また、謝辞を述べる立場の人は、どのような話をするか考えておきましょう。

2週間前

お別れ会の開催を依頼した業者に、内容の確認をします。
会場の飾りつけや遺影、テーブルや椅子の配置、流す音楽の選択、返礼品などをしっかり確かめておきましょう。

この頃には参列者がほぼ確定しているので、どの位置に座ってもらうかなども考えておきます。

1週間前

会食や返礼品の用意について最終確認をします。
この時点では、ほぼすべての参列者が確定しているからです。

急な用事がない限り変更はないと考えられるので、何人分の料理や返礼品を用意するか会場側に伝えておきましょう。

当日

当日は早めに出向き、会場のセッティング等が予定通りに行われているか確認しましょう。
司会や弔辞を述べてくれる人に挨拶し、段取りを再確認しておくことも必要です。

また、参列予定者の名簿を受付でチェックし、滞りなく会場に到着しているか確認しましょう。

お別れの会の参列時のマナーは?

服装

お別れの会では、喪服ではなく、黒・紺色・グレーなど地味な色合いのきちんとした服装で参列することが多いようです。
男性ならスーツで、ネクタイも地味なものを選び、女性ならワンピースやスーツ等で参列します。

お別れの会も葬送の一つの形なので、派手な服やカジュアルな服は避けるのが基本ですが、かといって、ホテルなどに喪服を着ていくのは他の利用者からみて不愉快なこともあるのです。
特に案内状に「平服で」と書かれている時は、喪服は避けましょう。

香典

お別れの会の案内状には、会費制と書かれていることがあります。
この時は、お香典は持参せず、会費を持っていくだけにしましょう。

案内状に会費について何も書かれていなければ、香典を持参します。
ただし、「香典は辞退」と書かれているときは不要です。

香典を持っていく時は、通常のお通夜・告別式と同じく、香典袋にお金を入れて持参します。
表書きは「お香典」「お花料」としましょう。

お別れの会の場合、お香典の相場は1~2万円です。

お別れの会は形式にこだわらない葬送の新しい姿

お別れの会は、形式にこだわらない葬送のスタイル。
宗教的な部分は少なく、故人と遺族・友人が自由な形でお別れをするものです。

きまった形がないので、工夫次第で心に残る演出ができるでしょう。
ゆっくりと故人の思い出を語り合う場を作ることもできます。

やり方によっては遺族の負担が軽くなることもあり、今後注目の葬送のスタイルと言えるでしょう。

お別れは誰にでも・いつでも起こりうること

ご家族、あるいは知人など身近な方のお別れの会を通じて、ご自身の老後について考えを巡らせている方も少なからずいらっしゃるはずです。

また、ご自身の将来について不安や心配事を抱えている方の中には、自分の老後に頼れるお子さんやご親戚が遠方に住んでいたり、そもそもお子さんがいないなんてことも。

そのようなお悩みを解決してくれるのが身元保証会社・団体です。
その団体の一つに「身元保証相談士協会」という団体があります。
身元保証相談士協会は、生前~亡くなった後の死後事務まで一気通貫したサポートをしてくれる団体であり、例えばご相談者様のご希望通りの葬儀や供養、遺言の執行などを行ってくれます。

またそれだけではなく、必要があれば高齢者用施設の入居手続きや緊急事態時の駆けつけまでも行ってくれます。

ご自身の今後に不安を感じることがありましたら、些細なことでも相談してみることをおすすめします。

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