線香をお供えする際のマナーとは?お返しの方法についても徹底解説!

葬儀や法事の際、お供え物としてお線香を送ることがあります。
お供え物としてのお線香には、どのような意味があるのでしょうか。

ここでは、どんな場合にお線香を送るのか解説します。
お線香を送る際のマナーについても知っておきたいものです。

また、お線香をお供えとしてもらった場合にはお返しをどうしたらよいのか、迷うかもしれません。
この点についても考えていきましょう。

線香をお供えする意味とは?

お線香を焚いて仏前に供えることには、本来仏さまへの供養という意味が込められています。
灯明や花と共に良い香りを捧げることが、仏さまへの尊敬の気持ちを表すことになるのです。

そのため、読経の際や仏壇に手を合わせるときは、お線香を焚く習慣があります。
また、お線香の煙は、亡くなった人の食べ物になるともいわれることもありますね。

このようなことから、葬儀や法事では、お線香をお供え物としてきました。
お香典やお香料といって、葬儀等の時にはお金を包んで持参しますが、これは「お香の代わりに供えるもの」というのが本来の意味です。

お香典は、故人への気持ちを表し、遺族の負担を軽減するという意味合いも大きいのですが、本来はお香・お線香の代わりなのです。
そう考えると、お供え物としてお線香を送るのは、故人を思う気持ちがこもった正しい作法と言えるでしょう。

線香はいつ送るの?

香典不要と言われたとき

最近では、お葬式や法事の案内に「お香典は辞退します」と書かれているのを目にすることが増えてきました。
このような場合、お香典を持参するのはかえって失礼に当たります。

それでも何らかの形で故人への気持ちを表したいと思った時、お線香を送るのはよい方法です。
お線香なら、遺族が毎日のように使うものだし、一般的にお香典よりも安価なので相手に気をつかわせずにすみます。

通夜や葬儀に参加できなかったとき

用事があって、通夜や葬式に参列できなかった時も、お線香を送るのは良い方法です。
お線香を送ることで、「参列できなかったけれども、故人への思いがある」ということを表せるでしょう。

また、最近では家族葬といって、身内だけで葬儀をすませることがあります。
故人の遺志や、家族の事情で仕方のないことですが、友人の立場としては、寂しい思いが残る場合もあるでしょう。

このような時、お香典を持っていくのはかえって迷惑になることがあります。
そんな時は、故人への思いを表すために、お線香を送るのも一つの方法です。

さらに、喪中はがきで初めて亡くなったことを知ったという場合も、お線香を送ることがあります。

線香の送り方とは?

線香の選び方

お線香は、大きく分けると杉線香と匂い線香の二種類に分けられます。
お供えとして使うのは匂い線香の方です。

杉線香は、杉の葉が原料で煙が多く、お墓参りの時に使うものです。
匂い線香は、タブの木の皮が原料で、それに香木などを混ぜた香りのよいものなので、家庭内で使うのに向いています。

匂い線香には様々な香りのものがあり、白檀(びゃくだん)や沈香を中心とした重厚な香りのものや、現代の生活にマッチしたフローラル系のものなどがあります。
故人や遺族の雰囲気に合った香りを選ぶとよいでしょう。

また、長さも従来より短いタイプのものがあったり、煙が少ないタイプもあります。
集合住宅などでは匂いや煙が嫌がられる場合もあり、そのような心配がありそうなら、短めで煙が少ないものを選ぶとよいでしょう。

線香の金額の相場

お供え用のお線香には、様々な価格帯のものがあります。
比較的リーズナブルなものとしては、1000~2000円くらいから。

この程度の値段のものなら、贈っても相手に気を遣わせないですむでしょう。
ご近所や知り合いへのお供えに向いています。

最も多いのは3000円台のもの。
このくらいの価格なら、知り合いや気軽な友人へのお供えとしてちょうど良いかもしれません。

高いものでは5000円以上するセットもあります。
最上級の香木を使った豪華なもので、だれに差し上げても恥ずかしくないものです。

目上の人、少し気の張る相手に差し上げる場合には、このような高級なお線香のセットが向いています。

表書き

お線香を送る場合、表書きの書き方は基本的にお香典の場合と同じです。
四十九日より前は「御霊前」、四十九日の法要以降は「御仏前」とします。

初盆のお供えにする場合は、「初盆お見舞い」または「お供え」とするとよいでしょう。
喪中はがきが来て、初めて亡くなったことを知った場合は、「喪中お見舞い」または「お供え」とします。

のし

のし紙は、不祝儀なので白黒の結び切りのものを使いましょう。
内のしにするか外のしにするか迷うところですが、内のしの方が慎み深い印象になるといわれています。

贈答用のお香を販売しているお店では、落ち着いた印象の包装紙と結び切りののし紙を用意してあるので相談してみましょう。

線香を受け取った側のマナーとは?

お返し

お線香をお供えとして頂いた場合、そのお返しは必要ないと言われています。
特に、お葬式の際、香典不要としたり、家族葬で行ったりした場合は、あえてお返しする必要はありません。

しかし、高価なお線香だった場合や、どうしても気になるような場合は、お線香の額の半分から3分の1程度の額でお返しの品を送るとよいでしょう。
それ以上高額な品物を送ると、かえって相手が気を遣うことになるので注意が必要です。

品物としては、お菓子やタオルなど「消費すれば後に残らないもの」が不祝儀のお返しとしては適切と言われています。

お礼状

お線香を頂いたら、できるだけ早くお礼状を書きましょう。
身内など気の置けない人なら、電話でお礼を伝えてもよいのですが、そうでなければ手紙かハガキでお礼を伝えるのが礼儀です。

例としては、「この度は故○○の葬儀に際し、丁重な御志を頂戴し、誠にありがとうございました。
直接お伺いし御礼を申し上げるべき所、略儀ながら書面をもちましてご挨拶といたします。」

といった内容を記載し、これに近況や相手の健康を祈る言葉を添えるとよいでしょう。
書き出しは「謹啓」、書き終わりには「敬具」をつけます。

喪中はがきを見てお線香を送ってきた場合は、ちょうど寒中見舞いの時期になることもあります。
このような場合は、「寒中お見舞い申し上げます」という書き出しでもよいでしょう。

なお、お返しをする場合は、品物に手紙やカードを添えて御礼を伝えるようにするか、手紙に「別便で品物を送った」旨を記載しておきます。

葬儀や法事に触れ、ご自身の死後について考えたかもしれません

お供えものとしての線香について考える中で、ふとご自身の死後について考えることがあったかもしれません。
ご自身の死後、お供え物以前に、誰が自分の希望通りの葬儀や供養をしてくれるのでしょうか。

通常は家族や親せきなどですが、現在独り身の方や親せきと疎遠になってしまっている方はどうすれば良いか分からない方も多いはず。
そういった方にお勧めな身元保証をしてくれる団体があります。

例えば、「身元保証相談士協会」は、老後から死後までの様々なサポートをしてくれます。
具体的には、高齢者施設の入居手続きや必要品の購入代行、ご自身の希望通りの供養や遺言を執り行う等です。

ご自身の老後や死後に何か不安を抱えていらっしゃれば、ぜひ専門家に相談して悩みを解消してみるのも良いでしょう。

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