3回忌のお供え物の金額・相場を解説!のし紙の選び方・書き方も

3回忌はいつ行うものか、何のために行うのかご存知でしょうか。
なんとなく知っているつもりでも、いざ3回忌法要に招待されたら、お供え物は何を選んだらよいか分からないということも。

ここでは、3回忌のお供え物の相場やおすすめのお供え物について解説します。
避けたほうがよい品物や、のしの選び方、お返しについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

3回忌とは

3回忌は、故人が亡くなった日から満2年の命日に行われる法要です。
1周忌は命日から1年後に行うので、3回忌というと、命日から3年後と勘違いしている人もいるようです。

しかし、3回忌以降は命日を1回目の忌日と考えるため、命日から2年目が3回忌、6年目が7回忌、12年目が13回忌と続いていきます。
多くの場合、3回忌までは親族以外の関係が深かった人も招待されますが、7回忌以降は規模が縮小されて親族のみで行うことが増えているようです。

故人は生前の行いについて裁きを受け、49日に生まれ変わる世界が決まるといわれています。
49日の後も、故人をさらに精進の道へ導くために続けて供養をしていきます。

このように、仏教では通夜や葬儀を行った後も、故人の供養として一定の時期ごとに法要が行われるのです。

3回忌のお供え物の金額

3回忌では、仏壇に供える「お供え物」を持参するのが通例となっており、故人をしのぶ気持ちや遺族に対する真心を表しています。
お供え物の金額の相場は、両親、祖父母、兄弟姉妹などの血縁関係が近い親族は、1万円~3万円が目安。

お墓の管理や、法要でのお寺の住職へのお布施などにかかる費用を考慮して、その分をお供えとして渡します。
おじ、おば、甥、姪、従兄弟、従姉妹などの親族は、5,000円~2万円

血縁関係のない知人や友人、仕事関係などの場合は、3,000円~2万円が目安です。
そのほか、夫婦で出席する場合は2人分の金額を包む、法要の後に会食が用意されている場合は、会食代として1人あたり1万円~2万円程上乗せするといったマナーがあります。

いずれにしても、3回忌が行われる地域に住む親類や、周囲の人と相談して決めるのがよいでしょう。

3回忌におすすめのお供え物

線香・ロウソク

線香やロウソクは、法事のお供え物としては定番の品物となっています。
その理由として、線香の煙は自身や周りの環境を浄化する、ロウソクの光は周囲の不浄を清めて闇に光を当ててくれるなど、仏教において前向きな意味を持っていることが挙げられます。

近頃は香りの良いものや色付きのものなど種類が豊富にあり、煙が少ない線香も人気のようです。

お花

アレンジメントされたお花も、お供え物として人気があるものの1つです。
基本的には白い花を使用しますが、3回忌では花の意味が「弔い」から「しのぶ」という意味に変わるので、白以外の色付きの花でも問題ないとされています。

やさしいピンク色や淡い紫色、薄い青色などの上品で落ち着いた色合いは、明るく心が和みますね。
最近では、お手入れの必要がなく長期間飾ることができるプリザーブドフラワーも人気が出ているようです。

お酒

故人がお酒好きだった場合は、ビールや日本酒などを贈るのもおすすめです。
ただし、お酒は地域や宗派によって、また遺族の方の捉え方によって良い印象ではないこともあるため、事前に贈ってもよいか確認しておきましょう。

飲料では、お酒のほかにお茶やジュースなども年齢問わず人気があります。

お菓子

せんべい、ようかん、饅頭などの和菓子や、クッキー、マドレーヌ、ゼリーなどの洋菓子も、お供え物としてよく選ばれています。
お菓子は参列者に分けることもあるため、個別に包装されているものが便利です。

美味しいものや有名なものでもパッケージがあまりに派手なものは避ける、賞味期限は長めのものにするといった配慮を忘れないようにしましょう。

果物

パイナップルや桃、メロン、オレンジ、りんごなど、季節の果物も喜ばれるお供え物の1つです。
単品で購入して包装するか、法要用の盛りかご、詰め合わせを選ぶのがよいでしょう。

すぐに食べるわけではないので、実や皮が硬く熟す前のものを選んで、日持ちするように配慮する必要があります。
また、あまりに高価なものを選んでしまうと遺族に気を使わせてしまうため、相場に合わせた金額で購入しましょう。

故人が好きだったもの

定番のお供え物のほかにも、故人が好きだったものをお供えすることもあります。
亡くなった方との思い出が浮かぶものであったり、好きなキャラクターだったり、生前よく食べていたものであったり、親しい間柄ならではのお供え物を選ぶのも素敵ですね!

故人が好んでいたものでも、遺族の方がもらって困るものは避けたいので、あらかじめ遺族に確認してから準備しましょう。

3回忌にはNGなお供え物

肉や魚

お供え物に、肉や魚などの生臭物は避けましょう。
仏教において殺生(生き物を殺すこと)は最も悪いこととされているためです。

お供えするということを考えても、生ものは傷みやすいので向いていません。
食品であれば、常温で保存できるものが適しているといえます。

重たいもの

重さがあるものや、かさばるお供え物は避けた方が無難です。
法要会場の広さや仏壇の大きさによって、運ぶのが大変だったり、飾るスペースが無かったりなど、遺族の迷惑になってしまう場合があります。

受け取った側の負担にならないように配慮する気持ちが大切です。

香りや色が強い花

香りが強い花や、色が派手な花は、お供え物として選ぶのを控えましょう。
強い香りが苦手な人や、派手な色を不快に感じる人がいる可能性もあるからです。

また、トゲのあるバラや、毒のあるアジサイなど、タブーといわれている花もあるので気を付けましょう。
万が一、故人の好きだった花がこれらの特徴に当てはまる場合は、遺族へ相談する必要があります。

3回忌のお供えに使うのし紙

のし紙の選び方

お供え物にかけるのし紙は、右上に「のし」が印刷されていないもので、「結び切り」という水引を選びましょう。
結び切りとは、ほどけないようにしっかりと固く結ぶ結び方で、二度と悲しみが起きないようにという意味が込められています。

水引の色は黒白か双銀を使うのが一般的ですが、地域によって色が異なるようです。
例えば関西地方では、黄と白の水引を使うことが多くなっています。

のしをお願いするお店の人や周りの人と相談して、遺族のお住まいの地域に適したものを選ぶとよいですね。

のし紙の書き方

お供え物にかけるのし紙の表書きは、「御供」または「御供物」が一般的です。
続いて、下段の中央に自分の名前をフルネームで書きます。

名前は表書きよりもやや小さい字で書くと見栄えが良くなります。
また、夫婦連名の場合は、右側に「夫の氏名」を、左側に「妻の名前のみ」を書きます。

旧姓を書くならば、現在の氏名を書いた左側に「(旧姓 名字)」と記載しましょう。
家族や職場関係など複数名で包む場合は、連名は最大3名程度までにし、それ以上となる場合は「代表者名」を書き、その左側に「外一同」と記載します。

全員分の名前は、半紙のような白無地の紙に記入して中に入れておきます。
名前を書く順番は、目上の人が一番右にくるようにし、特に上下の区別が無い時は五十音順で右から左へ書きます。

ここで注意したいのが、濃い墨を使用して書くことです。
通夜や葬儀の香典は薄い墨で書きますが、49日法要以降は濃い墨で書くのがマナーとなっていますので、間違えないように気を付けましょう。

3回忌のお供え物の注意点

3回忌のお供え物は、勝手に仏壇に供えてはいけません
故人とどれだけ親しかったとしても、独断でお供え物を飾ることはマナー違反です。

お供え物は必ず施主に「こちら御仏前にお供えください」というように一言添えて手渡すのが正しいマナーです。
お供え物は風呂敷に包むか、無い場合は紙袋に入れて持参し、渡す時には風呂敷や紙袋から出して施主向きに差し出します。

お菓子や果物など、箱から出したり水洗いしてお皿に並べたりといった準備が必要なお供え物であれば、渡すのが法要が始まる直前にならないように、早めに会場に行って渡してください。
また、もし3回忌に参加できない時は、手紙やメッセージカードを添えて、供物を郵送する方法もあります。

郵送の場合も、3回忌の当日より前までには届くように手配することが大切です。
お届け予定日を施主へ知らせておくと、より丁寧ですね。

3回忌のお供え物へのお返し

3回忌のお供え物へのお返しは、「引き出物」を渡すのが正式なマナーです。
お返しの金額の相場は、3,000円~5,000円が目安で、いただいたお供え物の種類や金額にかかわらず、一律の品物を渡すことが多いようです。

高額のお供え物をいただいたとしても、当日には準備した引き出物を渡します。
気になるようであれば、後日さらにお礼の品物を贈るのもよいでしょう。

具体的な品物としては、次のようなものがあります。

お茶

法事のお返しの品物では、お茶が定番です。
日本人はお茶が好きな人が多く、普段は飲まない人でも苦手ということは少ないため、万人受けするという点で重宝されています。

軽くてかさばらない、常温で保存できるというのも扱いやすい理由です。

のり

のりもお茶と同様、日常生活で食べる機会が多く、苦手な人が少ないという点でよく選ばれているお返しです。
賞味期限が長く、常温で保存できるという点も便利です。

普段は買わないような、少し高級なのりを贈ると喜ばれることでしょう。

カタログ

カタログギフトは、各々の好みに合わせて選んでもらえるので喜ばれることが多いでしょう。
特に、比較的若い世代に好まれる傾向があります。

一般的にはふさわしくない肉や魚などの生ものも、カタログから選んでもらうなら失礼にならないということも選ばれるポイントとなっています。

3回忌には遺族の心に寄り添ったお供え物を贈ろう

3回忌法要に招待されたのであれば、故人と近い関係にあったという場合が多いのではないでしょうか。
お供え物は、故人へ好きなものを贈りたいという気持ちもあるかもしれませんが、遺族の気持ちを第一に考えて選ぶことも大切です。

仏教の中でも宗派の違いがあったり、地域独特の風習があったりと、お供え物の考え方には様々なものがあります。
少しでも迷うことがあれば、遺族や親戚、周りの人と相談・確認してから決めると安心ですね。

また、品物選びだけでなく、のし紙や渡し方についても失礼にあたらないように心配りをしましょう。

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