弔電について

公開日: 2020年07月29日

更新日: 2022年05月11日

  • 葬儀・供養

弔電とは

弔電とはお悔やみの気持ちを遺族に伝える電報のことです。 お通夜や葬儀・告別式に参列できない場合に、故人やご遺族に弔意を伝えることのできる方法の一つです。
電報は、電話やメールと比べて受け取る側の負担が少なく済む為、お葬式などの対応に追われるご遺族に配慮しつつ、お悔やみの気持ちを伝えることができます。
しかし、日常で弔電を送るというケースはあまり多くなく、初めてという方も少なくないのではないでしょうか。

また、訃報は突然のことですので、弔電を送りたいが、どのように作成すればよいのか、どのように送ればよいのか、どのような文章にしたらよいのか、など分からない事ばかりではないでしょうか。
ここでは、弔電の送る際のマナーや方法についてご説明させていただきます。
弔電は一般的には、個人の通夜や告別式が行われる自宅や葬儀場、お寺などに式典開始前までに、送るのがマナーです。
葬儀が終わった後で送るのは失礼になりますので、お通夜前に届くよう、訃報を知ったらすぐに手配をします。
遅くても葬儀や告別式に間に合うように送るようにしましょう。
葬儀場に送る場合には、あまり早く送ってしまうと受け取ってもらえないケースがありますので、送る前に葬儀場へ確認した方がよいでしょう。
お通夜や葬儀がどこで行われるのか分からない場合には、故人や喪家の自宅に送ります。

弔電の送り方

弔電は電話やインターネットの電報サービスで送ることができます
電話の場合には「115(局番なし)」に電話をし、オペレータの質問に答えると、弔電ができます。
初めて弔電を打つ場合はオペレータに相談しながら作成することができるので安心して作成することができます。
最近ではインターネットで弔電を送る方法が増えてきています。
インターネット上で台紙のデザインを確認することができ、お申込み内容もネット上やメールで確認することができるため、非常に便利です。
弔電は台紙のデザインや文字数などにより、価格も異なります。 弔電の宛名についてですが、故人宛てではなく、喪主宛てとするのが一般的です。
差出人は、ご自身の名前をフルネームで記載します。 会社から連名で弔電を出すという場合は、代表者と関係者の名前を記載しましょう。
また、故人が会社の関係者の場合には会社での役職を記載し、それ以外の場合には故人との関係が分かるような肩書を記載すると故人との関係が分かりやすい為記載することをおすすめいたします。

喪主が誰なのか分からない場合

故人が知り合いであっても、喪主が誰なのか分からない場合があります。 喪主が誰になるのか、確認する方法について下記をご確認ください。

  • 訃報を聞いた際に確認する お通夜や葬儀の日時を聞いた際に、喪主が誰になるのか確認しましょう。
  • 訃報を聞いた際に確認できなかった場合には葬儀場に喪主の名前を尋ねる 葬儀場へ、葬儀の日時と故人の名前、弔電を送る旨を伝えることによって、喪主の名前を知ることができます。
  • 葬儀場でも喪主が誰なのか確認できなかった場合には喪主以外の名前の宛名でも送ることができる (故人の名前)様ご遺族様や(故人の名前)様ご一同様のような宛名でも弔電を送ることができます。

弔電の文章について

弔電の文例集などを参考にしながら故人や遺族との関係を考慮し、マナーに気を付けた上で自分の言葉で思いを伝えるようにしましょう。
弔電を作成するにあたって避けたい言葉を下記にてご確認ください。

  • 不幸を連想させる言葉 終わる・苦しむ・など
  • 不幸を連想させる数字 死を連想させる数字の四や、苦労を連想させる数字の九など
  • 不幸が繰り返すことを連想させてしまう言葉 重ね重ね・たびたび・続いて・再びなど
  • 生死に関して直接的な言葉 死という言葉など

また、弔電で使う言葉は、宗教によっても様々な配慮が必要です。
例えば仏教以外の宗教の場合には、「冥途」「供養」のような仏教用語は避けるようにしましょう。  

弔電を作成する際の必要事項

弔電を作成する場合に下記の必要事項を確認しておきましょう。

  • 弔電の受取人の氏名
  • お通夜や葬儀、告別式の日時
  • 弔電の送り先住所と葬儀場の名称
  • 弔電の受取人様と故人との続柄
  • 支払いがクレジットカードの場合にはクレジットカード番号と有効期限、セキュリティコード

訃報を後から知った場合

昨今、家族だけで葬儀を行う家族葬が多く、訃報を後から知るケースも少なくありません。
訃報を知った時点で、お通夜や葬儀等が終わっている場合には、弔電は後日になってから送るものではありませんので、お手紙や香典を自宅に送るという方法をとるようにしましょう。
また、弔意を伝えるために直接ご自宅に足を運ぶという方法もあります。その際には、ご自宅に伺ってよいか確認したうえで伺うようにしましょう。  
ここでは弔電を送る際のマナーや送り方などについてご説明させていただきました。
弔電は、送るタイミング、宛名、文章など、様々な配慮が必要となりますが、お通夜や葬儀に参列することができない場合でも故人やご遺族へお悔やみの気持ちを伝えることのできる方法の一つです。
訃報は突然のことですので、初めて弔電を送る場合には少し戸惑うかもしれません。
いざという時のためにも上記でご説明させていただいた内容を事前に確認しておくとよいでしょう。弔電を送る際には、マナーに気を付けて作成するようにしましょう。

弔電を送ったことで、ご自身の老後を意識された方

弔電を送る経験をしたことにより、相続や遺言などご自身の老後・死後について思いを巡らせている方もいらっしゃるかもしれません。
最近ではお子様がいないご家庭や、ご家族・ご親族の方が遠方に住んでることから連絡が疎遠になり、関係性が希薄になっている方が増えています。
とはいうものの、ご自身の相続や遺言、葬儀に関することは避けては通れません。
身のまわりに頼れるご家族がいないという方は、身元保証をしてくれる会社や団体を頼ってみてはいかがでしょうか。
様々な身元保証の会社や団体がありますが、例えば、「身元保証相談士協会」があります。
身元保証相談士協会は、希望の供養方法や遺言を執り行うなど、いわば「家族代行」をしてくれるパートナー的存在です。
必要があれば、生前に必要な高齢者用施設の入居の手続きと必要品の購入代行・入院の手続きと必要品の購入代行から緊急時の駆け付けもしてくれます。
老後の生活サポートや亡くなった後の供養や手続きにご不安を感じることがありましたら、無料で専門家に問い合わせができますので、ぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか。

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