還暦について解説します!お祝いのプレゼント・メッセージ文例

公開日: 2022年01月24日

更新日: 2022年04月09日

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還暦とは、どのような意味を持つのでしょうか。 ここでは、その年齢や意味、言葉の由来、お祝いの習慣について解説します。 また、還暦の人にはどのようなお祝いをしたらよいのでしょうか。 還暦祝いで人気のプレゼントをいくつかご紹介します。 また、お祝いに使う金額の相場についても確認しておきたいですね。 還暦を祝うメッセージの文例も、ご紹介しましょう。

還暦とは

還暦(かんれき)というのは、数え年で61歳(満年齢で60歳)のことを指します。 昔から、還暦を迎えた頃、長寿のお祝いをする習慣があるのです。 還暦という呼び方をするのは、簡単に言うと60年間で干支が一巡して元に還るから。 還暦を迎えるとは、「一旦生まれ変わり、第2の人生を生きていく」ことを意味しています。 還暦のお祝いでは赤いちゃんちゃんこを着る習慣がありますが、これは赤ちゃんに戻ることを象徴しているのですね。 最近では、ちゃんちゃんこではなく、赤いベストなどをプレゼントして着てもらうケースもみかけます。

還暦のお祝いは、長寿のお祝いの最初となるものです。 還暦の次は70歳の古希(こき)、77歳の喜寿(きじゅ)というように、節目ごとのお祝いがあります。 昔なら60歳というのは、長寿といってもおかしくない年齢でした。 しかし今では、平均寿命が延び、60歳になる人は珍しくありません。 現役で働いている人も多く、公的に高齢者として認定される65歳にも達していないのです。 そのため、還暦祝いについてはそれほど盛大にはせず、退職祝いなどと一緒に行う人もいますよ。

還暦祝いの人気プレゼント5選!

お花

還暦祝いのプレゼントで喜ばれるものといえば、花が挙げられます。 華やかなフラワーギフトは、お祝いらしくおめでたい雰囲気を高めてくれるでしょう。 還暦を象徴する赤を基調とした花束や、アレンジメントを選ぶこともできます。 特に女性にとって、お花はもらって嬉しかったといわれるものの一つです。

マッサージ機

還暦のお祝いとして、人気があるものとしては、マッサージ機も挙げられます。 還暦は、まだまだ若いとはいえ、肩コリなどが気になる年齢です。 マッサージ機には、自分で気になる部分に当てて使う小型のものと、椅子の形をした大型のものがあります。 本人の希望に加えて、住まいの広さも考慮して選びましょう。

お酒

お酒が好きな人なら、上等なお酒を贈るのもよいでしょう。 例えば、シャンパンや金箔の入った日本酒などは、お祝いの席を盛り上げてくれるはずです。 ウイスキーやブランデーなども、お祝いのプレゼントに向いています。 本人の好きなもので、普段より少しランクの高いものを選びましょう。

食器

還暦のお祝いとして、普段使えるような食器をプレゼントするのも一つの方法です。 例えば、コーヒーカップや湯飲み茶わんなどを贈るのはいかがでしょうか。 食器の場合、多くの種類があるので、予算や好みに合わせて選びやすいのが利点です。

旅行

旅行も、還暦のプレゼントとして人気があります。 旅行券を贈って、自由に好きなところに行ってもらってもよいし、ホテルや交通機関を手配してあげる方法もありますね。 夫婦で二人分の旅行をプレゼントしてもよいですし、家族みんなで旅行するのも思い出に残るでしょう。

還暦祝いにはふさわしくないプレゼント

お茶

本人がいくら好きであっても、お茶は還暦のプレゼントには向いていません。 香典返しに使われることが多いお茶は、葬式を連想させて縁起が悪いからです。 お茶が好きな人なら、湯飲み茶わんやカップをプレゼントするとよいでしょう。

老眼鏡

還暦のころには、老眼が進んでいる方がいるかもしれませんが、お祝いとして老眼鏡や拡大鏡をプレゼントするのは避けましょう。 このようなものは、「老い」を感じさせてしまうため、本人のプライドを傷つける危険があります。 まだ高齢者とはいいがたいこの年齢の人には、老人向けと思われるようなモノをあえて贈ることは避けたいものです。

くし

くしを贈るのは、縁起が悪いとされており、還暦祝いには向いていません。 くしが、「苦」や「死」を連想させるからです。 同じような理由で、「シクラメン」の花なども避けられています。 お祝いなのですから、できれば縁起のよいものを贈りたいものですね。

靴下・下着

靴下や下着などを贈るのは、いくら身内でも避けたいもの。 「下」という文字に、「見下げている」という意味が含まれていると感じられるからです。 身に付けるものを贈りたいなら、本人の好みを聞きながら、セーターやベスト、帽子などを選ぶとよいでしょう。

還暦祝いの金額相場

還暦祝いでは、どのくらいの金額が相場となるのでしょうか。 金額に特に決まりはありませんが、大体の目安を確認しておきましょう。 例えば、ご両親への還暦祝いなら1万円〜3万円程度が相場となります。 祖父母やおじ・おばなど親戚であれば、5千円〜2万円くらいが妥当です。

また、お世話になった上司や恩師にお祝い金を包むとしたら、相手に気を遣わせない程度の金額にしたいもの。 お返しなどに気を遣わせてしまうようでは、本末転倒になってしまうので、5千円〜1万円が相場といえるでしょう。 いずれにせよ、自分の気持ちと相手との関係性を考えることが大切です。 兄弟で親にお祝いをする場合や、部下が何人か集まってプレゼントをする場合などは、皆でよく相談することも必要ですね。

還暦祝いのメッセージ文例

親への還暦祝い

「お父さんへ 還暦おめでとうございます。 まだまだ現役ですが、節目に当たって感謝の思いを込めてお祝いを贈りました。 どうか身体に気をつけて、お母さんといつまでも仲良く、2人で100歳を目指してね。」 「お母さんへ 還暦、おめでとうございます。 まだまだ現役で元気いっぱい働いているお母さんが、この年齢というのは信じられません。 これからも更に元気で、活躍していってください。 身体に気を付けて、たまには一緒にご飯でも食べましょう。」

上司への還暦祝い

「○○様 還暦のお誕生日とのこと、お祝いを申し上げます。 いつも温かい言葉をかけて頂いていることに深く感謝し、増々のご活躍をお祈りする次第です。 どうかお体に気を付けて、今後も私たちを導いてくださいますよう、お願いいたします。」 「○○様 還暦とのこと、大変におめでとうございます。 我々がはつらつと働いて行けるのも、○○様のおかげ、本当に感謝でいっぱいです。 これからも、どうか温かいご指導を頂けますようお願いいたします。 増々のご健勝をお祈りしつつ。」

恩師への還暦祝い

「○○先生 還暦のお祝いを申し上げます。 日ごろ私ども学生には、大変温かいご指導をいただき、感謝に堪えません。 これからも、ますますお元気で、ご活躍くださいますように。 不肖の弟子ですが、私どもも精いっぱい励んでまいりますのでよろしくお願いいたします。 ○○ゼミ一同」 「○○先生 還暦のお祝いを申し上げます。 先生が私たちを教えてくださっていた時には、いつも温かいまなざしで育んでくださいました。 そのことを忘れたことはありません。 感謝の思いを込めて。 ますますお元気で! 同窓会でお会いできることを、楽しみにしています。」

友人への還暦祝い

「○○さん 還暦おめでとうございます。 この機会にいつもの感謝をこめて、ささやかですがお祝いをさせていただきました。 また一緒に、おしゃべりできる日を楽しみにしています。 お互いにまだまだ若いですが、身体に気を付けていきましょう。 これからも仲良くしてくださいね。」 「○○さん 還暦おめでとう! もう還暦と思うかもしれませんが、これからが人生の本番。 ますますの活躍を祈っています。 また一緒に飲みましょう!」

還暦は長寿のお祝いの第一歩

還暦祝いは、様々な長寿のお祝いうち、一番最初に行うものです。 満年齢で60歳というのは、これから高齢期を迎える一歩手前にあたります。 様々な人生経験を積んできて、身体の衰えも感じる頃ではありますが、まだまだ元気で第二の人生の始まりとなるのが還暦です。 それを考慮しながら、お祝いをしてあげたいものですね。 還暦を迎える人それぞれの気持ちに配慮しながら、プレゼントやメッセージを考えましょう。

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