独身の老後は不安じゃない!しっかり準備しておきたいお金のこと

近年、増えているといわれる独身者。
独り身のまま老後を迎える人も、少なくありません。

このような人が老後を安心して幸せに過ごすためには、お金の問題をしっかり考えておく必要があります。
独身の人は、配偶者や子供に頼れない分、特に注意すべきことがあるのです。

自分一人で自分の生活を守るために、どのような準備が必要なのか見ていきましょう。

そもそも「老後」って?

老後と一口で言っても、いつからが老後になるのか定義は色々あります。
一般的には、仕事をリタイアし、年金で生活する高齢者というイメージがありますね。

老後というと、「悠々自適」の生活などと言われます。
しかし、一般的には年金だけでは暮らせないため、預金を取り崩しながら生活することに不安を感じる人も多いようです。

ここでは、仮に定年退職後を老後と考えて、残りの人生が何年あるか計算してみましょう。
例えば、60歳で定年退職したとすると老後は何年になるでしょうか。

令和2年の簡易生命表を見てみると、60歳男性の平均余命は24.21歳、女性は29.46歳となっています。
それだけの年月のあいだ、安心して暮らせるだけのお金が必要、と考えると大変かもしれません。

最近では定年を65歳にする動きもありますが、職場によってそれぞれ異なります。
自分の老後がいつから始まるのか、きちんと自覚し、その後に備えてしっかりと準備しておくことが必要といえるでしょう。

老後を独身で過ごす人が増えている

最近では一生誰とも結婚しない、という人が増えました。
また、離婚する人も増えて、その結果、老後を独身で過ごす人が多くなっています。

2015年の国勢調査によると、50歳時点で結婚したことのない男性の割合は23.37%。
つまり、約4人に1人が未婚なのです。

女性の場合は、14.06%で、7人に1人が未婚となっています。
また、1960年代以降、この未婚率は増加し続けているのです。

つまり、今では独身で老後を過ごすという人は、珍しくありません。
従来は結婚するのが当たり前だったのですが、今はそうとは言えないのです。

また、一人で暮らすのは寂しいと思われがちですが、独身の人は配偶者や子供に縛られず自由でのびのびと生活できます。
独身ならではのメリットも大きいので、未婚の人が引け目を感じる必要はないのです。

ただし、一人で生きていくなら、家族に頼ることはできないので、自分で自分の生活を守る必要がありますね。
独身の人は、老後に備えて、まずは確実な貯蓄が欠かせないといえるでしょう。

独身の方が老後の資金のために準備できること

マネープランを決める

老後資金の不安をなくすために、まず取り組んでおきたいのがマネープランを立てることです。
最初は大雑把でもよいので、今後のお金の出入りを計算してみましょう。

今後のお金の使い道を思い浮かべ、どれだけ貯蓄しておく必要があるか、また必要なお金をどのように賄うかを考えておくことです。
それによって、資金不足に陥る可能性を下げることができます。

生活費については、現在、月々どのくらいの支出があるか把握してみましょう。
加えて、老後に生活費以外の、どのような支出が必要となるか考えてみることも必要です。

例えば、リタイア後、年に一度は旅行に行きたいと思うなら、その費用を計算しておきます。
高齢になり老人施設に入る可能性や、病気になった時の入院費なども考えてゆとりをもった計画をたてましょう。

もらえる予定の年金額を確認し、貯蓄の額や手持ちの不動産の価値を把握しておくことも必要です。

つみたてNISAやiDeCoを始める

老後資金を準備するためには、資産運用をしておくのも一つの方法です。
例えば、つみたてNISAやiDeCoといったものの利用が考えられます。

つみたてNISAとは、月々決まった額を投資信託に預けて運用するものです。
手数料が低額で、毎年40万円までの投資なら税金がかからないというお得な制度ですね。

元本保証ではないのですが、投資の経験がない人でも始めやすい商品です。
積立預金の代わりに、このつみたてNISAを利用する人もいます。

一方、iDeCoとは、月々決まったお金を投資信託などで運用してもらい、それを老後になってから年金として受け取るものです。
iDeCoの場合、運用益が非課税となるだけでなく掛金の所得控除が受けられるという点でもお得といえます。

健康的な生活を心がける

老後の生活を安定させるためには、日ごろから健康にも気を遣っておきたいものです。
健康を損ねてしまうと、仕事を辞めなくてはならなくなったり、病気やケガの治療で多額の資金が必要になる危険性があります。

普段から食事や運動に気を遣い、生活習慣病にならないように注意しましょう。
定期的に、健康診断やがん検診を受けておくことも必要です。

運動不足で足腰が弱くなれば、介護を必要とする時期が早くなってしまいます。
転んで寝たきりになる、という例も多いのです。

病気になりにくい身体、ケガをしにくい身体を作るように意識して生活しましょう。
そうすれば、医療費に充てる額を減らすこともできるのです。

専門家に相談する

老後資金の問題で困ること、迷うことがあれば、専門家にも相談してみましょう。
自分一人で悩んでいるよりも、プロに相談した方が早いことも多いのです。

資金計画についてはファイナンシャルプランナーに相談すると、今後の見通しをしっかり計算してくれます。
足りないお金をどうやって準備するのか、相談に乗ってくれるでしょう。

資金の運用については、銀行や証券会社で相談することができます。
いくつかの商品を紹介してもらい、その中から、自分に適したものを選ぶとよいでしょう。

なお、失業などで、どうしても生活費が不足してしまう、ということもあるかもしれません。
そういう時も、一人で悩みを抱え込んでしまわないことが大切です。

遠慮せずに、自治体の福祉課などで相談してみましょう。
これまで様々な形で税金を支払ってきたのですから、迷惑かもしれないなどとは考えず、困った時は堂々と頼ってもよいのです。

独身の老後は準備をしておけば怖くない

独身で老後を迎えるということについて、怖いと感じる人もいるかもしれません。
確かに、一人での生活にはリスクもあります。

しかし、しっかり準備をしておくことである程度のリスクは解消できるのです。
お金の準備だけでなく、健康にも気を遣って、いきいきとした老後を過ごしましょう。

独身ならではの自由でのびのびとした生活を楽しめるように、老後の準備もきちんとしておきたいものです。

資金計画を立てて老後の生活に備え始めた独身の方へ

安心していきいきとした老後の生活を過ごすためには、老後の資金準備は欠かせませんね。
しかし、老後の生活のことを考えると資金だけではなく、高齢者施設への入所時や葬儀・供養の手配など様々な不安を感じることがあるでしょう。

特に独身の方で、お子様がいない場合や、ご家族・ご親族の方が遠方に住んでいる場合は、身近に身元保証を頼める人がおらず困ることも出てきます。
そうした独身の方におすすめしたいのが、身元保証の専門家団体である「身元保証相談士協会」です。

身元保証相談士協会は、高齢者施設の入居時や入院時の身元保証をはじめ、高齢者施設入居中には、日常の生活費などの支払い代行をサポートしてくれます。
老後の生活サポートや亡くなった後の手続き等にご不安を感じることがあれば、無料で専門家に問い合わせができますので、活用してみるのもよいでしょう。

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